敏腕刑事登場!300点超え圧勝の羽生氏をおさえ、田中刑事(※警部に昇進)が主役となったNHK杯・男子フリーの巻。
ピーポーピーポーピーポーピーポー!

熱戦つづくフィギュアスケートGPシリーズ・NHK杯。すべてが完璧とまではいかないものの、日本開催の大会にふさわしく日本勢が大活躍を見せています。羽生結弦氏は300点超えの得点をマークして男子シングルで圧巻の優勝。宮原知子さんはGPファイナルへと駒を進める女子シングル2位表彰台。そして、男子シングルの田中刑事さんは自身初となるGPシリーズでの3位表彰台!

点数や内容を見れば、上には上があるのは承知のうえで、あえて言いますが、この大会は田中刑事さんの大会となりました。やはり大きなステップを上がった瞬間というのは何にも勝る特別な輝きがあります。プレッシャーは当然あったはず。自国開催というのは、良くも悪くも心にクルものです。他選手の顔ぶれを見れば、表彰台というのは決して簡単なことではなく…むしろ難しいかなというところでした。しかし、そこを打ち破った。チャンスをつかんだ。

田中警部。

100万回くらい人生でつけられてきただろうあだ名、今こそもう1回つけたい。リンクに棲む魔物を逮捕し、逃走するライバルをふんじばり、落し物(※ぬいぐるみなど)を拾って届けた。素晴らしい活躍に、昇進の報せを届けたい。おめでとうございます。そして、今後はICPOみたいなヤツで国際的に犯人を追いかけていってほしい。犯人はフランスとかフィンランドとか韓国とかを転々としているらしいです。大変危険なのですごい敏腕しか送り込むことはできませんが、イケそうな気がしてきました。ぜひ国際警察を目指して頑張ってください。そこまでいったら、本名に寄せる感じで「警視」に昇進していただきますので…!

↓警部!隣にいる人を捕まえれば、警視総監まで一気にいけますよ!

「犯人はヤス」のパターンで、意外な身近にホシはいる!

逃げ足が早いので、まかれないように!

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感想(1件)



とまぁ、総合的な感想が終わったところで男子フリーの振り返りへ。

中継の冒頭、まずドンと飛び込んできましたのは、土下座の姿勢で入念に肩をほぐす羽生氏。しかし、その向きは横向き。何故、横だ。後ろに行け。しかし、融通がきかないカメラの動き。もしかして何らかのお達しでも出たのでしょうか。「そう言えば、一部のインターネットで前日のストレッチが卑猥な視線で見られていたな」「NHKのカメラも画面に尻が向いた瞬間に慌てて映像を切ったぞ」「一部のインターネットのせいで眼福が失われた!一部のインターネット最低だな!」と僕も怒り心頭。尻はアスリートの調子を測る重要なバロメーターだと言うのに!

そんな僕の怒りを知ってか知らずか、会場はこの日も温かいムード。女子シングルでの日本勢の健闘も熱気を高めた一因でしょうか。連日の素晴らしい雰囲気です。1番手で登場のホクスタインはほぼすべてのジャンプでミスが出るという演技になりますが、そういうときこそむしろ拍手で後押ししようという姿勢がいい。会場と選手が一体となって、ベストを尽くそうという心が満ちています。

↓SPでは出遅れたヴァシリエフスはフリーだけなら5番手に入る好演技!ランビエール先生も大歓喜!

ランビエール先生、日本の若手も誰か連れてってくれ!

もしくは急におしかけてくるパターンでもいい!

ずっと先生を見ていたい!

アメリカのジェイソン・ブラウンは4回転はこの日も失敗となり、その影響かトリプルアクセルにもミスが。しかし、素晴らしいポジションでのキャメルスピン、バレエのように舞い踊る独創的なステップ、回転のキレイなスピンなどジャンプ以外の部分で「スケート上手いね!」というところを存分に見せつける演技。競技なので点数は出せませんが、寄付用のぬいぐるみがたくさん投げ込まれましたので、それで堪忍してください。

そして日本の日野龍樹さん。冒頭の4回転はスッキリと転倒しますが、ひとつひとつの要素を大切に演じようという気持ちが伝わってくる演技。中盤で大きく息をついた場面には、「いいぞ、このまま」という気持ちがコチラの胸にも生まれてきます。演技後に「自分なりのチカラは出せたが、そもそもの力不足」という深いところでの反省をして真っ暗な顔をしていましたが、コレが何かのキッカケになれば、「よかった」と思える大会となるはず。まだ21歳。野球選手などでも社会人にいってから伸びる遅咲きの選手はたくさんいます。今大会が、いつかよかったと思える大会になりますように。

前半グループ最後のビチェンコは、ジャンプをまとめてまずまずの得点。しかし、ロシア杯で田中刑事さんと居合わせたときほどは伸びず。田中さん次第で表彰台という図がじょじょに見えてきました。高まる日本勢のダブル表彰台への期待。表彰台逮捕まで、あと一歩です。

後半グループ1番手のコリヤダはジャンプでの連続転倒が響いて、140点台と伸びず。カナダのバルデは声援に笑顔で応えるのが精一杯という演技で、大きく順位を落とす格好に。カナダのナム・ニュエンは「パリのアメリカ人」の曲で踊るという無国籍居酒屋みたいな感じの演目ですが、アンダーローテーションやら抜けるジャンプやらが続出。演技途中で構成をガッチャンガッチャン変えてくる頭の回転はお見事でしたが、得点は伸ばせず。表彰台を捕まえきれない演技がつづきます。

さぁ、残すは3人。自分の演技を終えた段階でトップに立てば表彰台が決まるという、緊張の時間がやってきました。田中刑事、ココで自分の存在をアピールできるのか。平昌への道に乗ることができるのか。149.39点で表彰台、そして平昌への道に名乗りをあげられる。十分に射程圏内の点数ですが、ほかの選手が軒並み伸び悩む流れの中でどうか。

まず冒頭の4回転サルコウは片手を氷につきながらこらえて着氷。ふたつめの4回転サルコウはクリーンにまわりきって、しっかりコンボもつけました。まずは序盤のヤマ場は通過。トリプルアクセルでツーフットにならないようにめっちゃ頑張ってゴマかすという場面はありましたが、この日はジャンプで大きなミスはなく、むしろ演技後半にかけて尻上がりによくなっていきます。

ジャンプを終えた段階では、客席からも一段大きな手拍子が起き、表彰台への確信を高めていきます。最後のスピンを終えた頃には、待ち切れずに立ち上がって「ヒャー!」という大歓声。人生を変える瞬間というものに立ち会えた喜びで、会場もわいていたでしょうか。次の演技番の羽生結弦氏がリンクインしてもなお「祝・田中刑事」でざわつく会場が、何よりのこの演技に対する評価でしょう。この日は、田中刑事の日です!

↓やった!決めた!自己ベストを大きく更新する167.95点で表彰台確保!確保ー!


よし、国際試合での表彰台を祝して、人気フィギュアアニメへの登場を許可する!

ロシアからフラッと入国して仕事をおっぱじめた連中をまとめて強制送還する刑事役にしよう!

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自分の演技番だというのに、田中刑事さんに拍手をしてリンクに降りた羽生氏は、「優勝で友だちの記念日に花を添える」といった演技。冒頭の4回転ループはしっかりと決めて加点もゲット。つづく4回転サルコウもいい出来栄えで、大きな加点をもらいます。フライングからの足換えのコンビネーションスピン、ステップシークエンス、トリプルフリップと淀みない演技。

惜しむらくはスケートカナダから大きく構成を変えてきたステップシークエンスが、再びレベル3判定となったこと。足を大きく使う場面、上体を大きく使う場面を意識的に増やしているようですが、またもレベル3判定となったあたりには反省の虫がムクムクとわいてきそうです。「よーし、わかった!全編で身体を使いまくってやるわ!」とワッショイワッショイしてきそうな予感がします。ワッショイワッショイドッコイショしたらヘンになりそうですが。曲調と動きが折り合う点が見つかるまで、さらなるアップデートに期待です。

演技後半に入ると、「変えた」と言っていた4回転の入りがなるほど変わっていました。後半最初の4回転サルコウのコンボは、以前は「夢をつかむ者たちよ」のサビで言うところの「を」で4回転サルコウ跳んでいたものを、「つ」で跳ぶタイミングに変えてきたのですが、個人的にはココは「を」なんじゃないかという気がします。歌なら「を」で頑張る曲ですから。サルコウが転倒になったのは、音ハメ的な違和感もあるんじゃないかと思ったりしますが、どうでしょうか。

つづく4回転トゥループにいたるまでのつなぎも変更されていましたが、コチラはキレイに決めます。そして、自慢のトリプルアクセルコンボ2連発。ここでは、先ほどの4回転サルコウが転倒となった影響で、コンボをつけ損ねて余った3回転トゥループをすかさずリカバーしてきました。振り付けのことばかりでなく、頭も冷静です。なので、次の3連続ジャンプでトリプルサルコウ予定のジャンプが2回転になってしまったのはご愛嬌ということでいいでしょう。てへぺろ。

それにしても、だいぶいろいろ変わっていますね、このフリーは。3連続ジャンプのあとは、フライングから入る足換えのシットスピンなのですが、この入りの局面にも小さなイーグルが追加されていたり、最後のルッツへの入りもアプローチが変わっていたり。大枠としては一緒ですが、やる本人にとっては別物でしょうね。「Get Wild」と「Get Wild ’89」くらい違うと言えばわかりやすいでしょうか。スケートカナダの演技とはかなり異なるものになっています。

そのへんの影響かもしれませんが、足換えシットスピンもレベル3の判定に。このスピンは以前からよくやっているもので、普通にレベル4がとれてきたもの。「フライングでの難しい入り」は基本姿勢への速やかな移行も問題なくクリアーで、「シットフォワードの難ポジション」も2回転問題ナシ。足を換えたあとの「シットビハインド難ポジション」も問題ないのですが、おそらくそのポジションに入るのにモタついたために、「8回転」のレベルをとり損ねたのでしょう。まぁ、次は大丈夫なんじゃないでしょうか。

↓難癖つけようと思えばワリといっぱいつけられる段階なのに、それでも197.58点!SPとの合計300点に到達!


本人も言っていたように全然「もうちょっと」じゃない段階!

まずは振り付けを落ち着かせるのが先ですね!

振り付けが仕上がったら、完成度も高まるはずです!

さぁ、これで試合の勝ち負けは揺るがないか。「自分の限界を出さねばならない」という状況にさらされた期待のネイサン・チェンはダッターン、ダッターンと転倒が相次ぐ苦しい演技に。4回転4連発の構成も、転んでしまえば突き抜けるものにはなりません。1.1倍ボーナスもつかない序盤での投入でもあり、ここまでは想定内というところ。

しかも、勝負がかかった演技後半に入って、予定の4回転を跳ばないという演技構成の変更をするネイサン・チェン。この日の状態を見てということなのでしょうが、せっかくならもう一本見たかった。もう一本跳んでもらって、世界に火をつけて欲しかった。世界中で「あと1回、4回転増やそう」という火をつけて欲しかった。GPファイナルでは、笑っちゃうくらい跳びまくってもらいたいもの。それでこそ挑戦者という感じもしますし、そのほうが燃えますからね!

↓そして迎えた栄光の表彰式!ごきげんな優勝者が全速力のドヤ顔で飛んできた!



このステップはStSq4!3.90!GOE+1.50!

まだまだ元気いっぱいのようで結構!

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さぁ、これでGPシリーズは一区切りとなり、GPファイナル、全日本と、より険しい戦いへと移っていきます。国内に目を向ければ誰が世界選手権に行くのか、男女ともに大激戦。女子はジュニアとシニアが混沌と入り乱れてまったく先行きが読めず、男子も3枠全部当てるのはかなり難しい状況。田中刑事さんが今大会で自己ベストを大きく伸ばしたことで、俄然面白くなってきました。どうなるのかわからない戦いを楽しみに待ちたいと思います。どうなるかわからないのが、一番ワクワクしますからね!

全日本の順位とワールドの代表を当てるクイズとかが熱そうです!