ロマンポルノの女王・白川和子と風祭ゆき、伝説のレーベル復活に感無量

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11月某日、ロマンポルノ誕生45周年イベントが都内で行われ、製作開始当初から現在まで、日活ロマンポルノを支える女優陣が一堂に会した。

日活ロマンポルノとは、1971年に映画会社の日活が打ち出した当時の映倫規定における成人映画のレーベル。1988年までの17年間に約1,100本もの作品を発表し、現在も国内外で高い評価を集めている。

日活ロマンポルノ第1弾『団地妻 昼下りの情事』の封切りから45周年を迎えたこの日、同作の記念上映が都内で行われ、主演を務めたロマンポルノの女王・白川和子、ロマンポルノの隆盛期を代表する女優・風祭ゆきが登場。さらに、舞台を現代に置き換えてリブートされた新作ロマンポルノ作品に出演した主演女優陣たちも駆けつけ、華やかに舞台挨拶を行った。

白川は、「45年前、大変な思いで撮影してきました。つらいことのほうが多かったけど、映画の火を消したくない一心で頑張ってきました。先日、NHK(BS「アナザーストーリーズ」)でロマンポルノが特集されているのを見て、一滴のしずくが大河になったんだなと、今になってようやく思うようになったんです」としみじみ語った。

風祭も、「私がロマンポルノに出ていた時代は、白川さんたちが頑張ってくれたおかげで、明るいイメージが広がっていましたが、それでも当時、映像で濡れ場をやることにかなり抵抗がありました。出演を断ろうとしていたら、大島渚監督に『役者なんて肉体労働。体操みたいに1、2、3って動けばいいんだよ。主役やらなくてどうするの?』って言われて、ロマンポルノ出演を決心したことを覚えています。今になって考えると、あの時決心して本当に良かったです」と当時を振り返った。

ロマンポルノ・リブート・プロジェクト
日活ロマンポルノとは、1971年に映画会社の日活が打ち出した当時の映倫規定における成人映画のレーベル。「10分に1回絡みのシーンを作る」「上映時間は80分程度」などの一定のルールと製作条件以外、比較的自由に映画を作ることができたため、若手監督の登竜門的存在だった。1988年までの17年間に約1,100本もの作品を発表し、現在も国内外で高い評価を集めている。2012年に実施された「日活ロマンポルノ」特集上映は、若い世代や女性層など、これまでロマンポルノに触れる機会がなかった新しい客層の開拓に成功。これを契機に、日本映画界の第一線で活躍する映画監督5人が、これまでと同様の製作条件を引き継ぎつつ、現代ならではの新たな表現方法で歴史あるレーベルに新風を吹き込んだ。
http://www.nikkatsu-romanporno.com/reboot/

『ジムノペディに乱れる』
監督:行定勲
出演:板尾創路、芦那すみれ、岡村いずみ、木嶋のりこ、風祭ゆき
新宿武蔵野館ほか全国順次公開中

『風に濡れた女』
12月17日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開     
『牝猫たち』
2017年1月14日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開  
『アンチポルノ』
2017年1月28日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開   
『ホワイトリリー』
2017年2月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開