福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が22日早朝に発生し、東北から関東太平洋沿岸を中心に各地で津波が観測された。中国人にとって、今回の地震は「日本はやはり地震が非常に多い国」であるという認識をさらに強める出来事となったに違いない。(イメージ写真提供:123RF)

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 福島県沖を震源とするマグニチュード7.4の地震が22日早朝に発生し、東北から関東太平洋沿岸を中心に各地で津波が観測された。中国人にとって、今回の地震は「日本はやはり地震が非常に多い国」であるという認識をさらに強める出来事となったに違いない。

 中国メディアの比特網は22日、日本は頻繁に地震が発生していると指摘する一方で、「日本では地震で家屋が倒壊することを恐れる必要がない」として、日本の家屋に見られる耐震設計について説明している。

 記事は最初に日本の家屋は「1つの箱」となるような構造であることを指摘し、「地震発生時に家を構成する柱や梁などがバラバラにならず、1つの構造物として揺れる」ことができ、たとえ強烈な揺れのなかでも全体が動くことによって地震のエネルギーを吸収できると論じた。

 続いて「家屋と地震の揺れを切り離す技術」について紹介。これは家屋と基礎の間に免震装置を設置することにより地震のエネルギーを家屋に伝えないようにする技術を指しているが、記事は日本の高層建築には普遍的に同技術が採用されていると説明した。

 さらに、日本の家屋の壁面にはレンガのような重い材料ではなく、重量の軽い材料が用いられていると紹介。軽くて強度が高い材料を採用することにより、例え壁面が崩壊しても人体に重大な傷を負わせることはないと指摘。

 日本と中国の間には領土をめぐる対立や歴史問題があるが、記事は「こうした問題に起因する憎しみを捨て、中国は防災や減災の術を日本から学ぶべきだ」と中国人読者に提言した。地震の際にはしばしば「地震が人を殺すのではなく、建物が人を殺す」と言われる。特に中国の場合はレンガ造りの家屋が多いため、さほど大きな規模の地震でなくとも一度地震が発生すると家屋が倒壊してしまうケースが多い。記事が日本の家屋の耐震設計を称賛したのは、日本人の地震と共生する知恵に感動を覚えたからではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)