スマホはビジネスでも利用され、14.7%が勤務先から支給されていた。私物を業務利用する人も多く、重要なツールになりつつあるようだ。

 スマホは私たちの生活に欠かせないツールになった。博報堂DYメディアパートナーズが、15歳から69歳の男女を対象に、1月28日から2月12日にかけて実施した「メディア定点調査」の結果によると、東京エリア(n=1,996)のスマホ所有率は70.7%で、前年より1.5ポイント上昇した。2010年の所有率は9.8%で、上昇率が緩やかになっているものの、ここ数年でスマホの所有率が大幅に上昇した様子が分かる。

 年代別にみると「15歳から19歳」の所有率が最も高く、男性が96.4%で女性が90.7%に達した。以下、「20歳代」(男性87.3% 女性が88.0%)、「30歳代」(男性86.5% 女性81.5%)と続き、若い世代を中心に大半の人がスマホを所有していた。最も低かったのは「60歳代」で男性が36.0%で女性が26.4%だった。

 スマホはビジネスでも活用されている。MMD研究所はスマホを所有する20歳から49歳のビジネスパーソン1,108名を対象に「スマートフォンの業務利用動向調査」を実施し、その結果を11月17日に発表した。調査期間は11月2日から3日。

 勤務先からのスマホの支給状況を聞くと、14.7%が「勤務先から支給されている」と回答した。私物のスマホの業務利用状況は、「よく利用している」が24.8%、「時々利用している」が31.6%で、56.4%が私物のスマホを業務で利用していた。

 そこで、私物のスマートフォンを業務利用していると回答したビジネスパーソンに、利用しているサービス・アプリの利用頻度を5段階で聞いた。「ほぼ毎日使っている」という項目について多い順にみると、「LINE」の22.5%が最も多く、「メール/SMS」22.3%、「電話」21.4%、「スケジュール」18.1%が続いた。利用頻度にかかわらず「利用している」と回答したビジネスパーソンの割合をみると、「電話」が82.9%で最も多く、「メール/SMS」70.7%、「LINE」59.1%、「スケジュール」42.4%となっている。

 スマホの所有率が増加する中、私物のスマホを業務での連絡手段として活用するビジネスパーソンも増えているようだ。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]