人はどこまで残酷になれるのか? (C)2014 Experimenter Productions, LLC. All rights reserved.

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 ナチスドイツの最重要人物アドルフ・アイヒマンの裁判が始まった年に、実際に行われた「アイヒマン実験」の全貌を描く映画「アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発」の予告編が公開された。

 1961年、社会心理学者スタンレー・ミルグラムは、「なぜ、どのようにホロコーストが起きたのか」「人間はなぜ権威へ服従してしまうのか」を実証するため、電気ショックを用いた実験を行った。「アイヒマン実験」と呼ばれたその実験は「一定の条件下では、誰であろうと残虐行為に手を染めるのでは」との疑念を実証し、社会全体に大きな影響を与えることとなる。 マイケル・アルメレイダ監督がメガホンをとり、ミルグラム博士役をピーター・サースガードが演じる。ウィノナ・ライダー、ジョン・レグイザモ、アントン・イェルチンらが共演。

 このほど公開された日本版予告編では、実験に参加した被験者たちが抵抗をみせつつも、最終的には実験者の命令に従い、最大450ボルトの電気ショックを学習者に与える姿が切り取られており、理由を尋ねても彼らは、「続けろ」と言われたからと答える。後半では、注目を浴びるミルグラム博士が、社会から批判を受け苦悩する表情が切り取られており、最後には、「人はどこまで残酷になれるのか」という観客に問いかける言葉で締めくくられている。

 「アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発」は、17年2月25日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開。