まるで本物のような美しい3Dグラフィックのゲームが主流になりつつある中、インディーゲーム開発会社・D-PAD Studioが8年間もの開発期間をかけた探索型2Dアクションゲーム「Owlboy」がリリースされています。ドット絵の世界で多彩なアクションを可能にし、2Dグラフィックの限界に挑んだ作品となっており、販売元のSteamでは「圧倒的に高評価」という総合評価を得ています。スーパーファミコンをプレイしているような懐かしさと、2Dで空を飛び回るという自由度の高いゲーム性を実際にプレイして体験してみました。

Owlboy

http://www.owlboygame.com/

Owlboyのプレイシーンを集めたムービーは以下から見ることができます。

8年間の月日を経てようやく公開されたスーファミ系アドベンチャー「Owlboy」 - YouTube

※Owlboyは記事作成時点で英語版のみの提供となっており、ナレーションおよびキャラクターのセリフは英語で表示されます。

「畏敬され」



「気高く」



「博識な」



「それは私たちフクロウが目指すべきもの」



「何世紀にもわたって、人々が私たちに抱いている尊敬を築くために、私たちは努力してきました」



というわけでナレーションが終了。Owlboyはフクロウやほかの動物が人間と同じ言葉を話し生活を共にしているというファンタジーな世界観。その中でもフクロウは空を飛べることから、気高い存在として認められているようです。主人公のOtus(オトス)もフクロウの子どもであり、学校で「教授」と呼ばれているフクロウから指南を受けているところから物語はスタート。



空を飛ぶように促されるので、まずはAボタンでジャンプします。



ジャンプ後の滞空時に左スティックを倒すと……



ホバリングして空中にとどまることができました。そのまま左スティックを倒した方向へ空を自由自在に飛び回ることができます。



アイテムによっては、オトスが近づくと「GRAB(つかむ)」などのコマンドが出ることがあります。Xboxコントローラーの「LT」ボタンを押すと……



落ちていたツボを持ち上げることができました。



そのままツボを持ち運んだり、「LT」で下に投下、「RT」で支持線の方にぶん投げることができます。オトスは教授からツボを置くように指示されたのですが……



ツボを粉々に割ってしまい、「オトスよ。私はどれほどお前に失望しているのか説明できないほどだよ」と言われる始末。オトスは生まれつき口が利けず、学校でも落ちこぼれのレッテルを貼られている模様。



どれだけ厳しいことを言われても、言い返すことができないオトスは自己嫌悪に囚われます。



そんなオトスにも、Geddy(ゲディ)という人間の親友がいます。ゲディはオトスの理解者であり、オトスに話しかけては気持ちを代弁してくれる大切な存在。2人は自分たちが暮らす街である「Vellie」から大都会「Avent」へ旅行に出かけることに。



オトスがゲディをつかむことで、一緒に飛んで移動することができます。ゲディは飛べない代わりに銃を持っており、「RT」ボタンで弾を発射して障害物を破壊したり……





モンスターを倒したりできる頼れる味方として活躍します。



2人はAventを目指してモンスターが巣食う洞窟を抜けていきます。洞窟内にはモンスターとの戦闘以外にも、ゲディを落下させてスイッチを作動させることで……



閉ざされた扉が開いて先へ進めるようになるなど、謎解き要素も含まれています。



道中ではボスも出現し、力を合わせて倒すことで先に進めるようになります。



洞窟の奥で古代のフクロウが残したと見られる古代文明の遺物(レリック)を発見。



レリックを入手すると特殊能力が使えるようになり、「Y」ボタンを押すと……



遠く離れた場所にいたゲディがオトスの付近にテレポートできるようになりました。これにより「人が乗っている間だけ作動するスイッチ」にゲディをのせて、オトスが先に扉を通過後、スイッチの上にいるゲディをテレポートで呼び寄せるといったアクションが可能になります。



その後は街を狙う「スカイパイレーツ」と戦ったり……



ひょんなことから倒したスカイパイレーツのうちの1人が仲間になり、チャージ時間が必要なものの強力なファイアショットガンが使えるようになったり。仲間は「LB」「RB」ボタンで瞬時に切り替えられるので、状況に合った特性を持つ仲間を呼び出して冒険を乗り越えていくわけです。



街には大量のスカイパイレーツ船が押し寄せており、ピンチを切り抜けるべく、教授から古代遺跡「フクロウ寺院」の捜索を命じられます。フクロウ寺院には遺跡を守る巨大なカエルのロボットが猛スピードで追いかけてくるなど、スリル満点のアクションを味わうことができます。



ストーリーが進むごとに緊迫感は増していき、着想から10年、開発期間に8年を掛けたことがしっかりわかるシナリオは秀逸。以下は海賊船の親玉である「ドレッドノート」が街に近づいてきているムービーシーンで、2Dグラフィックにもかかわらず、見応えのある映像まで楽しむことができます。



海賊の親玉であるMolstrom(モルストロム)もまたレリックを持っており、圧倒的な力で街が襲撃されていきます。



世界を破壊するほどの力を持つモルストロムを、落ちこぼれと呼ばれてきたフクロウの子ども・オトスは止めることができるのでしょうか。全編英語ですが比較的簡単な単語が多いので、ハイレベルな英語力がなくてもある程度理解できるはずです。ぶっ続けでプレイすれば1日で終わるくらいの長さなので、気になる人は最後までプレイしてみてください。



Owlboyは「ハイビット」な2Dゲームとうたわれており、ドット絵ながらすべてのグラフィックが滑らかかつ美麗に作られています。モルストロムが街を襲撃するムービーシーンを見るとその真価がよくわかるはずです。

「Owlboy」のピクセルグラフィックなのに圧倒的迫力のムービーシーン (ネタバレ注意) - YouTube

Owlboyをプレイしてみた結果、慣れれば操作はさほど難しくなく、空を自由に飛び回れる操作性を2Dの世界で再現しているのはまさに見事と言えます。昔のゲームのように「なぜこういう風に操作できないのか」というモヤモヤはなく、プレイしやすいのも高評価。グラフィックは「聖剣伝説」を感じさせるタッチですが、よりなめらかなドットなので現代でプレイしても違和感がない仕上がりです。強いて言えば洞窟などの冒険シーンではBGMが大人し過ぎるように感じました。

なお、OwlboyのSteamでの価格は税込2480円。サウンドトラックもついたバンドルパックは記事作成時点で10%オフの税込3114円となっています。

Steam:Owlboy

http://store.steampowered.com/app/115800/?l=japanese