遺産約230億円を村人80人に分配!世界的ビールメーカーの元社長が故郷の人にお金を配る

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ビール会社の元社長が亡くなった後、生まれ育った村に多額の遺産を贈ったとして話題になっている。

1人1人が約3億円を受け取る

その元社長とはAntonino Fernándeさん。メキシコで作られている「コロナビール」躍進の立役者とされている。

彼は今年の8月に98歳で亡くなってしまうのだが、生まれ育ったスペインのレオン県にあるセレサレス・デル・コンダド村の住人、80人に合計1億6900万ポンド(約230億円)を遺贈。

その結果、貧困にあえぐ村人全員に200万ポンド(約2億8000万円)が配られた。

メキシコへ移住し、ビール会社で働く

1917年12月13日、Antoninoさんはスペイン北西部にあるこの村で13人兄妹の1人として生まれ、育ったとされている。

しかし家は貧しく、親は学費を賄えなかったため、彼は14歳で学校を退学。以来、農場で働き続けたという。

1949年、Antoninoさんは32歳の時に、妻の叔父から勧められメキシコへ移住。叔父が所有するビール会社「Grupo Modelo」の倉庫係として働き始めたそうだ。

そして懸命に働いて出世を重ね、1971年に会社のCEOに就任。さらにコロナビールを世界でも有名なブランドに育て上げたとされている。

多くの慈善事業にも携わる

また彼はビジネスの傍ら、多くの慈善事業も展開。スペインやメキシコ両国において、体の不自由な人にも仕事を提供する事業を立ち上げたという。

そして1997年にCEOを辞めた後も2005年まで会長職にとどまり、その後は甥に会社を託したそうだ。

異国の地で成功を遂げたAntoninoさん。彼の心には、自分を見守り育ててくれた故郷の人々に対する感謝の気持ちが常にあったに違いない。