林孝信氏

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(台北 25日 中央社)トランスアジア(復興)航空を傘下に持つSIGMUグループの林孝信総裁は24日、同航空解散後の沈黙を破り、台湾の経済紙の取材に応じた。当初、運航停止を隠匿した理由について林氏は、事実を認めれば国外の旅客機が差し押さえられ、乗客が台湾に戻れなくなるのを心配したためだと説明した。

工商時報と経済日報は25日付で林氏の単独インタビューを掲載。林氏は隠匿やインサイダー取引などの疑惑について答えた。林氏は同航空の林明昇董事長(会長)の父親でもある。

交通部(交通省)民用航空局が同航空の運航停止を発表した21日、同航空はこれを否定。同日、同社株式の取引量が急増し、インサイダー取引の疑いが浮上した。同航空は22日午前、臨時の取締役会を開き、会社の解散を決めた。

林氏は、解散の情報は隠匿していたのではなく、当時は案の一つで、それまでは会社の引き取り手や融資元を探すなど、会社継続のために努力を続けていたことを強調。

インサイダー取引疑惑については、林氏の弟の妻が21日に同航空の株式800株を売却していたことを認めた一方で、売却理由は「みんなが売っていたから」だとし、インサイダー取引の事実を否定した。

(江明晏/編集:名切千絵)