原宿でジムを設立するマニー・パッキャオ(左)と、イベントゲストの井上尚弥

写真拡大



ボクシング界の「生きる伝説」が、グローブを取った。「ワン、ツー、スリーで肘を上げる形で、こう打つんだ。カウンターを受けづらくなる」。日本の若き王者に、「臨時コーチ」を買って出た。

リングは一瞬、マニー・パッキャオ(37)と井上尚弥(23)だけの世界が広がった。

「私のボクシングを共有したい」

パッキャオは、母国フィリピン以外で初のフィットネスジムを東京・原宿に設立する。スーツ姿で、「多くの人にエクササイズの場を提供したい。ボクシングは良い運動になるんだ」と終始にこやかだった。

だが、ゲストで登場した井上がミット打ちを始めたのを見て、ファイターの血がうずき出したようだ。世界6階級を制した英雄直々の指導に、井上の目は真剣さを増した。

パッキャオは、こうも口にした。「若いボクサーたちに会い、私のボクシングを共有したい」。世界2階級制覇中の井上は、その一人だろうか。(2016年11月25日、原宿での「パッキャオジム トーキョージャパン」設立記者会見で)