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キヤノンITソリューションズは、第6次NACCSに対応した貿易EDIシステム「EDI-Master DEX for Tradeバージョン5」を2016年11月下旬に発売する。今回のバージョンアップで来年10月から運用が開始される予定の第6次NACCSに対応する機能を実装し、セキュリティ機能も強化した。

同社は、「第6次NACCS」の導入を検討している製造業や商社などの荷主企業や、通関業者、フォワーダーを対象に、第6次NACCS への迅速なシステム移行で新たな需要を掘り起こし、2020年までに「EDI-Master」を中核とするEDIソリューション関連事業で年間売上高25億円を目指す。

NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System:輸出入・港湾関連情報処理システム)は、税関手続き・通関手続きなど貿易に関わる業務の電子化、情報共有を目的とした官民共同利用のEDI(Electronic Data Interchange/電子データ交換)システム。輸出入・港湾関連情報処理センター、通称NACCSセンターによって1978年より運営されている。2017年10月から運用が開始予定の第6次NACCSは、昨今のIT環境に合わせて「安定性・信頼性の高いシステム」、「効率性・経済性の高いシステム」、「総合的物流情報プラットフォームとしての更なる機能の充実」をコンセプトに開発。大きな変更点は、ダイヤルアップ接続から、専用線・ADSL・ブロードバンド接続による伝送方式に変更されたこと。プロトコルもSMTP/POP3、HTTP、ebMSなどインターネットでよく利用されるプロトコルに変更される。対応業務数も約800業務から約1,400業務大幅に増加、業務項目に包括保険業務が追加され損害保険会社がNACCSに参加可能となった。

このような変更に合わせて、「EDI-Master DEX for Tradeバージョン5」では、第6次NACCSで導入されるSMTP双方向通信に対応し、データ伝送の高速化を実現。また、セキュリティ機能も強化。IPAのSSL/TLS暗号設定ガイドラインに基づくセキュリティレベル設定機能を追加、通信先ごとに暗号化強度等の設定が可能となる。暗号に関しては、米国国家安全保障局(NSA)Suite B暗号方式に対応する。

(竹中貴一)