普段の住まいから遠く離れた場所に滞在すると、いつもの習慣が通用しないことがしばしばある。それは国外に限らず国内でも同じで、東京と大阪ではエスカレーターでの立ち位置が異なるというのがその最たる例だ。そういった細かい習慣の違いを見て、現地の人は「あ、この人は地元民ではないな」と判断するのである。(イメージ写真提供:123RF)

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 普段の住まいから遠く離れた場所に滞在すると、いつもの習慣が通用しないことがしばしばある。それは国外に限らず国内でも同じで、東京と大阪ではエスカレーターでの立ち位置が異なるというのがその最たる例だ。そういった細かい習慣の違いを見て、現地の人は「あ、この人は地元民ではないな」と判断するのである。

 中国メディア・今日頭条は23日、「どうして日本の街では、パッと見ただけで中国人だと分かってしまうのか」とする記事を掲載した。記事は、日本を訪れる中国人の心にある、日本に対する文化的な「油断」が、日本の街頭で中国人をより一層目立たせている状況につながっていることを指摘している。

 記事は、多くの中国人が日本を訪れるようになるにつれ、日本人との間で誤解やトラブルが避けられない状況になっていると紹介。中国人が「『日本の古代文化はみんな中国に起源がある』」と考え、見た目も服装も大して差がないという「思考の慣性」を持っており、言語表現や行動の習慣において日中間で「大差ないはずだ」と思いこんでいる事が、要因の1つになっているとした。

 そして、このような異文化に対する「油断」によって、日本における中国人のふるまいは欧米人に比べてより勝手気ままなものとなり、日本人との間でしばしば誤解や不愉快な事態を招くことになるのだと論じている。

 記事が指摘した「油断」は、日中両国がともに言語表記文字として使っている漢字を巡ってもしばしば生じる。字の形は違うとはいえ、どちらも漢字を使っているのだから、欧米人よりもコミュニケーションが取りやすいだろう、筆談で十分やり取りできるだろう、と考えてしまいがちだが、実はそれが大きな誤解を招く火種になりかねない。同じ言葉でも意味が全然違う、あるいは微妙にニュアンスが異なるケースがあるからだ。

 一見似たような見た目で、共通点が多そうな印象を覚える相手ほど「油断」が生じやすい。見るからに「異文化」な場所以上に、言動に気をつける必要があるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)