中国市場で着実にシェアを伸ばしている日系車だが、それでも未だに中国では「日系車の不買」を主張する人がいる。中国メディアの易車は21日、中国では日系車不買が叫ばれているのに日系車を購入する消費者がいる一方で、日本では中国車を一切見かけないと主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国市場で着実にシェアを伸ばしている日系車だが、それでも未だに中国では「日系車の不買」を主張する人がいる。中国メディアの易車は21日、中国では日系車不買が叫ばれているのに日系車を購入する消費者がいる一方で、日本では中国車を一切見かけないと主張する記事を掲載した。

 記事は、日系車不買を主張する人がいるということは、逆に言えばそれだけ日系車の質が良い証拠だと説明。質の劣るものは買う人などいないため、自ずと不買を主張する必要性もないということだ。日系車の品質が評価されているからこそ、中国では日系車が売れているわけだが、逆に日本では「中国車の姿を見ることはない」と指摘。これはつまり、「中国車は日本では求められていない」ことを意味していると説明した。

 中国で日系車不買の理由としてたびたび出るのが、「日系車は安全ではない」という主張だが、記事はこの点について、「法規に対する理解不足」と指摘。中国国内の安全基準は海外ほど厳しくないため、商売の角度から見れば海外で必要とされる安全装備を中国で省くのは理解できることだとする一方、競争が激しい現在の中国市場では、このような手法を取るメーカーはないと伝えた。

 また、日系車の事故の写真を見て「日系車は安全ではない」と主張する人がいるものの、現在の自動車製造技術ではボディの鋼板の厚みだけで安全性を測れるわけではなく、重大事故が起きればどんな車に乗っていても命の危険があると、もっともな指摘もしている。

 そのうえで、日本で中国車を見ることがないのは、日本人が外国の自動車をボイコットしているわけではなく、有名な外車やレトロな外車に乗る人もいると指摘。中国も日系車以上のコストパフォーマンスを実現できれば、日本で中国車を見かけるようになるだろうと希望的観測を述べた。最後に記事は、「公平な競争と絶え間ない技術革新で競争力を高めれば、不買などせずとも、中国の道路から自然と日系車が消え、中国車が増えていくはず」と主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)