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アーモンド入りチョコレートの健康効果に着目した明治は、2016年5月から5か月間かけ「アーモンド入りチョコレートの健康増進効果に関する探索研究」に取り組んでいたが、このほど、成人女性がブラックタイプのものを1日8粒、8週間継続的に食べると便通とともに肌質のターンオーバー(細胞の新陳代謝)に改善効果があることを確認したと発表した。アーモンド入りチョコは、さまざまな効果がある「健康食品」としての注目も高く同社ではさらに研究を進める意向だ。

8週間継続的に食べ肌質改善

チョコレートの主原料であるカカオ豆には食物繊維や難消化性タンパク質であるカカオプロテインが豊富に含まれ、これまでの研究では整腸作用などで改善効果があることが分かっている。また、アーモンドも食物繊維を豊富に含むことから、両者を合わせたアーモンド入りチョコレートには便通の改善効果が見込まれている。

便通の不調、いわゆる便秘の状態になると、身体にさまざま悪影響があり、肌トラブルもその中の一つ。今回の研究を実施するにあたり、便通が改善されることで肌に何らかの好影響がもたらされるのではないかとみられていた。

今回の探索研究は、30歳以上60歳未満の健康な女性を対象として、ブラックタイプのアーモンド入りチョコレートの摂取群17人(平均年齢41.6歳)と非摂取群16人(同40.9歳)について比較。両群の身長、体重、BMIの平均がほぼ等しくなるようにした。

1日8粒を8週間続けた摂取群17人について、ターンオーバーの改善度を示す数値である「皮膚の多重剥離度」や皮膚の炎症の状態を示す数値である「血中TARC(タルクあるいはターク)濃度」をみると、非摂取群と比べて「改善」が明らかであり、肌の調子のアンケートでも、改善に対する自覚の差が歴然となった。

8週間後の便通についても、排便回数、排便日数ともに摂取群の方が非摂取群に比べて有意に増加し、便通改善効果が確認された。

チョコレートの健康機能に興味を持ち、それが高じてアーモンドについても研究を行ったという東洋大学食環境科学部健康栄養学科の近藤和雄教授は、アーモンドについて「脂質だからといって無意味に退けるのではなく、体に必要な栄養素だから、より良質なものを摂るよう心がけるのが望ましいことです。また、脂質が不足すると肌はカサカサになりますので、美容面を考えても適切な摂取は望ましいといえる」と述べている。