中国では毎年11月11日は「独身の日」とされており、ネット通販各社が大々的なセールを行うのが慣習となっている。中国商務部によれば、2016年の「独身の日」商戦では、ネット通販各社の取引総額は1800億元(約2兆9032億円)を突破して過去最高を記録したが、これはわずか1日間の取引総額であることは驚異的としか言いようがない。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では毎年11月11日は「独身の日」とされており、ネット通販各社が大々的なセールを行うのが慣習となっている。中国商務部によれば、2016年の「独身の日」商戦では、ネット通販各社の取引総額は1800億元(約2兆9032億円)を突破して過去最高を記録したが、これはわずか1日間の取引総額であることは驚異的としか言いようがない。

 中国では独身の日の商戦にかぎらず、ネット通販は消費者にとって無くてはならない存在となっており、ネット通販が実店舗を駆逐する事態となっている。日本でもネット通販は消費者にとって身近な存在だが、それでも実店舗が大量に閉店に追い込まれるほどではない。

 中国メディアの界面は21日、日本のネット環境は中国よりも整っており、ネット通販も中国より早く発達したというのに、日本には「独身の日」商戦のような「狂乱と呼べるほどのネット通販商戦はない」と指摘しつつ、「なぜ日本のネット通販は中国ほど盛り上がらないのか」と疑問を投げかけた。

 記事は、日本で中国のようなネット通販商戦がなく、実店舗もネット通販に駆逐されない理由として「実店舗がネット通販では不可能な顧客体験を提供していること」を挙げ、その最たる例が「東京・銀座」で見ることができると紹介。銀座には世界中の高級ブランドの旗艦店が集まっており、店内では至れり尽くせりのサービスが提供されていると指摘し、「単にモノを買うだけの場ではなく、質の高い人生や暮らしを享受する場になっている」と指摘した。

 一方、中国では日本のように質の高いサービスを提供できる実店舗は存在せず、単にモノを買うだけの場にすぎないと指摘。同じ「単にモノを買うだけの場」であるならば、より利便性の高いネット通販のほうに消費者が流れるのは当然のことと論じている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)