Doctors Me(ドクターズミー)- トリコモナス膣炎の放置は不妊の原因にも!早期発見の為に性病検査を

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膣のかゆみやおりものの異常に悩んでいる人はいませんか? それらの症状が出ている場合には、もしかしたらトリコモナス膣炎にかかってしまっているかもしれません。

膣の炎症によって辛い症状を引き起こすトリコモナス膣炎は、クラミジアなどと同じ性病の一種ですが、

詳しい症状や対処方法について、あまり知らない人も多いようで、治療を受けずそのまま放置しているという人もいるようです。

しかし、トリコモナス膣炎は放置していると重症化してしまうおそれがあります。

トリコモナス膣炎の症状や治療方法・予防方法をみていきましょう。

要チェック項目


□トリコモナス膣炎は性交渉だけでなく公共の水場で感染することもある
□トリコモナス膣炎は放置していると重症化する
□トリコモナス膣炎は経口薬や膣錠などで治療を行う

トリコモナス膣炎ってどんな病気?

トリコモナス膣炎とは、トリコモナス原虫が性器に寄生することで炎症が起こる病気です。性器に炎症が起こることで、さまざまな不快な症状を引き起こします。

症状


トリコモナス膣炎に感染すると、かゆみや痛み・腫れ・おりものの悪臭・排尿時の痛み・膣からの出血・性交時の不快感や出血などがみられます。

男性がトリコモナス膣炎に感染した場合には尿道炎の症状がでることが多いようですが、女性と比べて症状が出にくく、かなり悪化してから気づくケースが多い傾向にあります。

感染経路


トリコモナス膣炎は、主に性交渉によって感染します。トリコモナス膣炎に感染している人と性交渉をすることで、感染する可能性があります。

また、トリコモナス原虫は、温泉・脱衣所・プール・公衆トイレの便器などを介して感染することも稀にあるため、性交渉をしていなくても感染してしまうこともあるようです。

もしかしてトリコモナス膣炎? 検査方法を知っておこう

性器に異常が現れた場合に、トリコモナス膣炎かどうかを調べるには、いくつかの方法があります。

婦人科で検査


性器やおりものに異常が現れたときには、まずは婦人科で診察してもらうことが一番安心です。

性病だけでなく、他の重篤な疾患が関わっている可能性もあるため、専門の医師に相談して検査をしてもらうことで、症状の原因を詳しく知ることができます。

婦人科で検査を行えば、トリコモナス膣炎であるという診断が下った場合でも、薬や消毒などといった治療をしてもらえるため、よりスムーズに改善することができます。

保健所で検査


保健所でも性病検査を受けることができます。保健所では、各種性病の検査を無料で行うことができます。

検査費用がまかなえないという人でも、保健所であれば安心して検査を行うことができます。また、検査は匿名で行うことができるため、プライバシーの面でも安心です。

自宅で郵送検査をすることもできる


検査を受けるところをだれかに見られたくないという人は、自宅で検査をするキットを使うことで、トリコモナス膣炎かどうかを知ることが出来ます。

郵送性病検査というものを取り寄せて、自宅で自分で検査キットを使い、採取した検体を検査機関に送ることで、性病の検査を行うことができます。

トリコモナス膣炎だけでなく、クラミジアなど他の性病の有無も調べることができます。

トリコモナス膣炎は放置していても治る?

トリコモナス膣炎は、治療をせず放置していても治るものではありません。膣が炎症しているだけだからといって、症状を放置していると、さまざまなトラブルを引き起こす恐れがあります。

生殖器の炎症が進行


トリコモナス膣炎を放置しておくと、膣だけでなく子宮や卵巣などにまで炎症が及んでしまうおそれがあります。

このように、生殖器全体に炎症が進行していくことで、慢性的な炎症状態になってしまい、治るまでに時間がかかってしまいます。

不妊や早産の原因になる


トリコモナス膣炎を放置していると、子宮た卵巣にまで影響が出てしまうため、妊娠しにくくなってしまいます。

また、妊娠中にトリコモナス膣炎に感染してしまった場合には、細菌性膣症を合併しやすく、早産や流産などを招いてしまう恐れがあるため、注意が必要です。

トリコモナス膣炎が発覚した場合には、速やかに治療をすることで重症化を防ぎ、将来的な妊娠や出産への影響も少なくなります。

トリコモナス膣炎の治療方法

トリコモナス膣炎に感染した場合には、婦人科で治療を行うことで、治癒することができます。

消毒処置


トリコモナス膣炎に感染した場合、婦人科で膣内を消毒する処置をしてもらう治療を行います。

この処置は婦人科でしか行うことができないため、症状に応じて何回か定期的に消毒処置を受けるように指示がある場合もあります。

経口薬


トリコモナス膣炎には、1週間ほど抗トリコモナス薬を服用することになります。経口薬は、症状が軽減されたとしても、必ず飲みきることが重要です。

膣錠


膣に直接入れてトリコモナス原虫を排除する薬も用います。膣錠だけでは一度治っても再発する恐れがあるため、経口薬と併用することがほとんどです。

トリコモナス膣炎に感染しないためには

トリコモナス膣炎に感染しないためには、性交渉や公共の水場などを利用するときに、注意をする必要があります。具体的にどのような部分に気をつければよいのか、知っておきましょう。

コンドームを着用する


トリコモナス膣炎は、コンドームを着用することで、感染部分が直接粘膜に付着しなくなるため、感染を防ぐことができます。

不特定多数との性交渉は控える


トリコモナス膣炎は、性交渉での感染が主となっています。そのため、性交渉の頻度が多い人ほど感染の確率も高まります。

また、その性交渉の相手が特定の人ではない場合には、感染経路が断定しづらく、感染を繰り返す恐れがあるため、不特定多数との性交渉は控えるようにしましょう。

月経時の性交渉は絶対にしない


月経時は、膣の自浄作用が弱まっているため、トリコモナス膣炎などの疾患に感染しやすくなっています。

また、仮に感染してしまった場合に、重症化しやすくなる可能性もあるため、月経時の性交渉は絶対にしないようにしましょう。

水場は常に清潔に


性交渉以外の感染経路は性交渉だけではありません。トリコモナス原虫は、水場で長時間生存するため、お風呂や脱衣所・タオルなどを介して感染する可能性もあります。

家族の中にトリコモナス膣炎の人がいた場合には、これらを介して家族に感染してしまう可能性があるため、水場は常に清潔に保ち、タオルなどもこまめに取り替えるようにすると良いでしょう。

公共のトイレなどを使うときの注意点


トリコモナス原虫は、水場では長時間生存することが出来、性交渉をしていなくても水場で感染してしまうこともあります。

温泉施設や公衆トイレなど、不特定多数の人が使う水場は、トリコモナス原虫がいる可能性も十分あります。

公衆トイレを使う際には便器を消毒してから使用したり、温泉施設では椅子を使用する前に流してから使うなど、できるだけ清潔な状態で使用できるように心がけましょう。

トリコモナス膣炎は放置しないですぐに治療を!

トリコモナス膣炎は、放置していても治ることはなくむしろ悪化してしまう恐れがあります。

トリコモナス膣炎と似た症状がある場合には、すぐに婦人科を受診し、必要な治療を受けましょう。

自分だけでなく、大切な家族や恋人に感染させるまえに、速やかに治療を行うことが大切です。

(監修:Doctors Me 医師)