21日、四川省の断崖にある村では絶壁にかけられた縄はしごだけが唯一の交通手段で、子どもたちもそれを使って通学していたが、このほど鉄製に付け替えられた。

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2016年11月21日、英ガーディアン紙によると、四川省涼山イ族自治州昭覚県の阿土勒爾村(アトゥルアル)は周囲から隔絶された断崖絶壁の場所にあり、絶壁に架けられた縄はしごだけが唯一の交通手段で、子どもたちははしごをよじ登って通学していたが、そのはしごがこのほど鉄製に付け替えられた。23日付で参考消息網が伝えた。

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村は四川省の高原に位置し、子どもたちは800メートルもの断崖に架けられた縄はしごを使ってふもとの学校に通っていた。移動にかかる時間は1時間30分。すでに何人もの人が事故で命を落としており、この事実がメディアによって伝えられると、危険性を指摘する声が相次いだ。

はしごがどれほど危険かは、現地を取材した女性記者が身をもって体験。はしごをよじ登ろうとしたが、あまりの恐怖に足がすくみ、泣き出してしまったという。村人によると、縄はしごで行き来するのはすでに数百年も続く伝統になっているという。

地域の中国共産党委員会の責任者は、外界から隔絶された村の状況を鑑み、危険な縄はしごを鉄パイプ製に付け替えることを決め、11月初旬ついに完成した。

しかし、はしごであることには変わらず、上り下りをするのは以前と同様に危険なはずだが、村人は「飛躍的に改善した」「移動時間が1時間は減った」と話している。(翻訳・編集/岡田)