「疾風ロンド」で主人公・栗林和幸(阿部寛)の息子・秀人役の濱田龍(右)と、大学生・高野誠也を演じる志尊淳(左)

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東野圭吾の同名小説を阿部寛主演で実写映画化し、11月26日(土)に公開される“笑”撃のサスペンス映画「疾風ロンド」。

【写真を見る】志尊淳は「何よりお尻が痛かったのが思い出です…(笑)」とスノーボードの思い出を語る

本作で主人公・栗林和幸(阿部)の息子・秀人を演じる濱田龍臣と、野沢温泉スキー場の喫茶・食事処「カッコウ」の手伝いをする大学生・高野誠也を演じる志尊淳に対談インタビューを行った。

演じた役どころや長野・野沢温泉スキー場での撮影について、この冬やってみたいことなどについて語ってもらった。

――撮影を終え、率直な感想をお願いします。

志尊:僕は撮影期間が10日間あるかないかくらいで、短かったんです。地方ロケだけ参加する作品はあまり経験がなかったので、初めてのことも多かったのですが、現場の雰囲気もすごく良かったです。とてもすてきな方々と撮影ができたので、正直もう少しいたかったなという思いもありました。

濱田:僕はすごく長く野沢にいて、スノーボードの練習もたくさんさせていただきました。同世代の望月歩くんと前田旺志郎くんと3人で同部屋に泊まっていたんですよ。それもあって、修学旅行のような感じでした。

一緒に朝ご飯を食べ、スノボをして、お風呂に入り、夜ご飯を食べて寝る…という感じで、とっても楽しかったですね。2人とも以前から知っていたので、仲良く過ごせました。

――スノボはもともとやったことありましたか?

濱田:僕は初めてでしたが、やってみたらすごく面白くて。難しい部分もありましたが、貴重な経験をさせていただきました。

志尊:ことし、この作品が決まる前に友達と1回だけ行きました。ただ、何よりお尻が痛かったのが思い出です…(笑)。

――では、お2人が演じたキャラクターについてもそれぞれ教えてください。

濱田:僕は父親との距離感に迷っている役で、難しい部分もありましたが、監督が優しく演技指導をしてくださいました。役の立場で考えるのではなく、自分が役の立場だった場合を考えて演技をしてほしいと撮影前に言っていただいて。

リハーサルが終わった後に「濱田くんがこの立場だったら、この時どういう心情なのかを考えてみて」と質問してくださって、自分に置き換えて考えるという、ためになる演技指導をしていただきました。

――志尊さんはいかがですか?

志尊:長男として家族を支えないといけない役柄だったので、正義感が強いのかなとも思うんですけど、誠也という人物に寄り添った時、彼を一言で表すと「真っすぐ」なんじゃないかなと思いました。そこは追求していきたいなと思って、家族とのお芝居ではその心情に気を使いました。

――弟役の望月さんとのお芝居はどうでしたか?

志尊:歩くんとはいろいろコミュニケーションを取れました。お芝居の話というより、プライベートな話が多かったですね。彼はすごく真面目な子なんです。

弟っぽいと言ったら失礼かもしれませんが、ずっと愛らしく感じていて、母親役の麻生祐未さんもそうですが、今回は家族に助けられた部分が大きかったです。

濱田:(笑)。

――いま濱田さんは何で笑っていたんですか?

濱田:すみません(笑)。歩が真面目だって仰られていたので…。一緒の部屋にいて、朝が結構早いとき、撮影の始まりも早いので僕は早く起きるんですけど、歩も旺志郎もとにかく起きないんですよ!

志尊:龍臣が優しいんですよ。2人の世話係だったよね。

濱田:そうですかね?(笑) 僕は朝ご飯に行く時間の30分前くらいには起きるようにしていて、とりあえず2人を起こすんですよ。旺志郎は割とすぐ起きてくれるんですけど、歩はそのまま二度寝しちゃう(笑)。

志尊:うわっ、それ同年代だったら嫌だね〜(笑)。起こしたんだから一回で起きろよ!ってなるよね。

濱田:そうなんですよ。起こしたじゃん!って感じになって、とりあえず叩き起こすんですけど、そのまま…。そういう不真面目なイメージを持っていたので、志尊さんが真面目って仰っていて、勝手に面白くなっちゃいました(笑)。

志尊:やっぱり同年代に見せる顔とは違うんじゃないかな。同年代には見られたくない部分もあるでしょうから。

濱田:恥ずかしい部分もあったと思いますけど、やっぱり志尊さんの前では猫をかぶっていたんでしょうね。

――志尊さんと濱田さん、お互いの印象はいかがですか?

志尊:僕は龍臣が小さいころからテレビで見ていたので、もうこんなに大きいんだ!と驚きました。とにかくしっかりしていて、優しい子だなあと思いました。

――なるほど、そこは濱田さんも猫かぶっていた…?(笑)

濱田:はい、そうですね! …いえ、違いますよ(笑)。

志尊:それに同年代のキャストより、龍臣の方がお兄さんっぽい感じがしました。少年っぽさもありますけど、落ち着きもあって、そこは経験の差かなと思いました。

――ということですが、濱田さんいかがですか?

濱田:本当にありがとうございます!としか言いようがないです。僕は志尊さんに優しそうなイメージがあって、いざお会いしてみたら、本当に優しくしてくださって。年下が言うのはおかしいかもしれないんですけど、お話しているだけですごく癒やされたというか、ほんわかしました(笑)。

志尊:ありがと!(笑)

――では、主演の阿部さんと共演されてみていかがですか?

濱田:監督さんからも阿部さんはすごく真面目な方だと聞いていたので、しっかりとした態度でお話させていただこうと思っていたら、気さくにお話をしていただけました。阿部さん主催の食事会にもお誘いいただいて、とても優しい方だなと思いました。

――“東野圭吾ワールド”に入られてみて、いかがでしたか?

志尊:1人1人のキャラクターが主観で見える部分があるんです。普通、主人公であったりヒロインであったりというところに感情移入して描かれていくと思うんですけど、台本を読んで、バックグラウンドとして描かれていないのに、僕のキャラにも見えてくるものがすごく大きくあって膨らませ甲斐がありました。どのキャラクターもちゃんと確立していて、これだけたくさんキャラクターがいるのにすごいなと思いました。龍臣はどう?

濱田:原作を読ませていただいて、東野さんの他の作品もいろいろ読ませていただいたんですけど、今までの東野さんの作品とは違うなと思いました。本で読んでいるだけでも笑える部分があったのが、映像化されてさらに大爆笑だったので、すごく楽しい作品になったなと思いました。

――そして間もなく本格的な冬になりますが、この冬やってみたいものはありますか?

濱田:僕はスノボをしたいです!

9月に「ツーリズムEXPOジャパン2016」というイベントに出演した際に、

スキー場のリフト券を頂いたので、この冬は長野のスキー場に滑りに行きたいと思います!

志尊:最高じゃん! それはぜひ行っておいで〜。

濱田:はい! 今シーズンは、スノボ用具を一式そろえて、1人で雪山にこもりたいくらいの勢いですね。

志尊:それはやめなよ!(笑)

濱田:はい(笑)。でも、そのくらいスノボにどっぷり漬かりたいと思っています。まずは野沢温泉スキー場から、長野の温泉を全制覇しつつスノボを頑張りたいです(笑)。

志尊:僕は、寒いのが苦手であまり冬は得意じゃないので、出歩きたくないなあ。家で、こたつに入ってみんなとのんびり鍋をしたいです。

俳優の先輩に教えていただいた「モンゴル鍋」が食べたい! 味付けは塩とコショウのみのシンプルなものなのですが、とてもおいしそうなので、この冬はそれを試してみたいですね。

――最後にファンの方へメッセージを。

志尊:僕の出演パートは“家族愛”の表現が見どころです。この作品にはサスペンス、笑い、アクション以外にも家族愛があるというのを見ていただけたらなと思います。

撮影が野沢だったからこそ人と人とのいい雰囲気が出たのもあるでしょうし、細かい部分まで見ていただけたらうれしいなと思います。寒い冬に、この作品を見る家族みんなが“温かく”なれたらいいですね。

濱田:アクションに挑戦している部分もありますが、僕もどちらかといえば家族愛であったり、心情の変化であったりとか、そういう部分に重きを置いている役だと思います。演じた秀人の、最初のお父さんとの接し方から、どんどん成長していって最後のシーンのところまで、お父さんとの関係性を見ていただきたいです。

アクションやコメディーの部分ももちろん楽しんでいただきつつ、家族愛が何より重要なテーマになるはずなので、最後までじっくり見ていただけたらうれしいです!