人工知能の能力が人間を追い越す日のことをシンギュラリティ(特異点)という。それは2045年くらいに訪れると言われる。未来の人類の失業を防ぐための「ロボット経済3原則」を考えよう

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ロボットがあなたの代わりに働く?
2045年、シンギュラリティが到来か

 2045年をイメージしてみよう。そこにはあなたと同等の能力を備えた人工知能搭載ロボットが量販店で売られている。思考力から運動能力まであなたとほぼ同じ。それが自動車と同じぐらいの価格で売られているとしよう。

 もしそのような便利なロボットが売っていたら、あなたはどうするだろう。私だったらすぐ購入して、明日からはそのロボットに私の代わりに会社に行って働いてもらうだろう。

 なにしろ能力は私と同じだから、会社も喜んで使ってくれるだろう。それに私と違って調子が悪い日や機嫌が悪い日もないし、ちょっと理由をつけては仕事をさぼったりすることもないだろう。

 そうして私のロボットが働いていてくれている間に、私は街を散歩したり、友人と語らったり、映画を見たり、趣味の掘り出し物を探しにいったりと、毎日自由に暮らすことができるようになる。

 人工知能(AI)の能力が人間に追いつき、追い越す日のことをシンギュラリティ(特異点)という。この概念を最初に提唱したレイ・カーツワイルの予測では、それは2045年くらいに現実になるのではないかと言われている。

 昨今の、囲碁のトップ棋士を打ち破る人工知能が出現したというニュースや、自動運転車が次々と開発されていく様子や、二足歩行ロボットの動画などを見ると、あと30年もすれば、実際に人間と同等かそれ以上の能力を持つロボットは確実に登場するような気がする。

 そのようなロボットが1人1台手に入れば、国民全員が働かなくても、そして学校に行かなくても、とにかくつらいことは全部やらないことにしても、経済や社会は同じように回るはずだ。

 人間の代わりにロボットが働いても、GDP(国内総生産)はこれまでと変わらない。同じレベルの国民生活が維持できる。人間の代わりに仕事は全部ロボットがやってくれる。そんな未来は、人類にとってパラダイスになるはずだ。

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