武漢科技大学のマテリアル・冶金学院の一年生である王迪さんは、微信のモーメンツに英語で手書きされた感謝のカードを掲載した。写真は王さんに送られた「感謝のカード」。

写真拡大

武漢科技大学のマテリアル・冶金学院の一年生である王迪さんはこのほど微信のモーメンツに「あるお年寄りに席を譲ったら、感謝のカードをもらっただけでなく、高等数学の補習までしてもらった。まさに『バラは彼女の手に、香りは私のもとに』という言葉そのもの!」というコメントと共に、英語で手書きされた感謝のカードを掲載し、多くの人から「いいね!」が寄せられている。武漢晩報が伝えた。

この感謝のカードはギフトボックスの厚紙を使って作られており、美しい英語の筆記体で書かれていた。「席を譲ってくれてありがとう。あなたの幸福をお祈りします」といった言葉が記されていたほか、署名代わりに「85歳の数学教師」と書かれており、カードの最後にはナンバーがふってあった。今回、王さんが手にしたカードは626番だった。

王さんは取材に対して、その時の状況を語ってくれた。このお年寄りと王さんのクラスメートたちと交わした会話の内容から、このお年寄りは以前は大学で高等数学を教えていたほか、独学でロシア語を学んでいたのだという。お年寄りはクラスメートが今ちょうど学んでいる「中間値の定理」のわかりにくいところを解説して、あっという間にその疑問を解き明かしてくれたという。そしてあと少しで「テイラーの定理」の解説というところで、残念ながら王さんたちは下車駅に着いたため、そのまま下車したのだという。

王さんのクラスメートが「カードに書かれている数字はどんな意味があるのですか?」とこのお年寄りに尋ねたところ、これまでに手渡したカードの枚数を示す数字という答えが返ってきた。このお年寄りは毎回出かける時にはこの手製の感謝のカードを2枚ほど携帯するのだという。そして往復する途中で、もし誰かが席を譲ってくれた場合は、このカードをその相手に贈るのだそうだ。この数年間、たびたび席を譲られていると言い、このカードを贈ることで「カードを受け取ってうれしく感じてくれたら、もっと良いことをしたくなるだろう?」と答えたという。(編集TG)