1人でのラウンドとなったが、その孤独での戦いと新兵器が好ラウンドを後押しした (撮影:米山聡明)

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<LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 初日◇24日◇宮崎カントリークラブ(6,448ヤード・パー72)>
今シーズンの優勝者と賞金ランキング25位以内の選手で頂点を決める最後のメジャー「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」。今シーズンは欠場者の関係で出場者は31人と奇数。4日間とも2サムで行われる戦いのため、あぶれた1人は孤独のラウンドを強いられることとなる。
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出場者の賞金ランク順でペアリングが決められる初日に1人でのラウンドとなったのはP・チュティチャイ(タイ)。同組選手がいないのは初めてということで「ペース配分が良く分からないので後ろから追いつかれないかドキドキ」という状態でのスタートとなった。
だが、孤独の戦いが好ラウンドを後押しした。まっさらなコースに飛び出すと、1番で2打目を1mにつけたのを皮切りに3連続バーディ。その後も安定したゴルフでパーを並べ、3アンダーでホールアウト。「練習ラウンドのようなプレーを心がけたら上手くリズムに乗れた」と2位タイと順調な滑り出しを見せた。
朝早い時間に出られたのも良かった。今日は風速9.1mの強い風が吹き多くの選手が苦戦したが、1番早いスタートだったチュティチャイが強風を感じたのはスタートしてしばらく経ってから。「7番くらいから風が強くなったけど…その前に3つバーディ獲れてたしラッキーでしたね」とはにかんだ。
多くのことがチュティチャイに味方したが、好発進に何よりも奏功したのは3週間前からチェンジしたクラブだ。10月の「マスターズGCレディス」で予選落ちした後、以前からドライバーを使用している兵庫県の地クラブメーカーのBALDO(バルド)にて、3日間かけてドライバーとパター以外の全てのクラブをフィッティング。「6年間日本でやってるけど、ここまでしてもらうのは初めて」というほど入念に調整を繰り返し、自分に最も合った12本を作り上げた。
慣れるのに少々時間を要したが、クラブがフィットしたことで、自分のスイングに集中できるようになり、「伊藤園レディス」のころから目に見えてバーディ数が増加。「マスターズGCレディス」以来の試合観戦となるバルド社の代表取締役・梅本伸昌氏も今日のプレーを観て、「持っていた実力をより出せるようになったと思います」と違いを感じたという。
明日の第2ラウンドは渡邉彩香との最終組。2サムとなり、スタート時間も2時間も遅くなる。コンディションは今日よりも悪くなることは明白だが、フィットした相棒たちが入れば首位ターンも十分にあるだろう。

<ゴルフ情報ALBA.Net>