彼とケンカして音信不通に! 仲直りのために女性がすべきこと

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住んでいる場所の距離に関わらず、付き合いが長くなるほど増えてくるのがケンカ。なかなか会う機会がない遠距離恋愛の場合、普通のカップルよりケンカする機会は少なそうですが、実際どうなのでしょうか? 遠距離カップルにありがちなケンカの原因と、その解決方法についてゆうきゆう先生に聞いてみました!

■ケンカの原因トップは「連絡がない」こと! 不満の伝え方に注意して

遠距離恋愛のケンカで一番多いのは「連絡がない」ことです。連絡やデート頻度が少ないと、相手の様子がわかりにくくて不満や不安を感じやすいのですが、それを訴えることで男性が負担に思ったり強制されていると感じて、ケンカになることが多いようです。女性は「愛情を感じたり、安心したいだけ」なのですが、男性はそれを「自分への不満・要求」と受け止めてしまうため、女性が不安を訴えるとすれ違いが生じてしまいます。また、最近ではSNSの投稿で相手の様子が分かるため、「私には連絡しないのにTwitterはやってる!」「ブログを更新する時間はあるのに連絡はくれない!」ということでケンカになるケースもあります。SNSでの活動までチェックされると、人によってはストーカーのように感じてしまう可能性もあるため、ネット上でのやりとりを指摘するのはやめた方がいいでしょう。

女性は「自分の存在が軽くなった」ように感じると、不安から相手にきつく当たったり、必要以上に責めてしまいやすくなります。そもそもは連絡をくれない理由を知りたいのではなく、「連絡をくれないのは、もう私を好きではないから?」という不安から、相手の気持ちを確かめたいわけです。しかし、その感情に突き動かされている時は、伝え方もストレートになりがち。そういった時こそ、「一度寝かせてから」伝えるようにすると、ずっとケンカに発展しにくくなります。もし二人でルールを決めるのであれば、「約束(連絡をくれない・デートをドタキャン等)を破ったらペナルティ」という感じがおすすめです。5ポイントたまったら「ご飯をごちそうしてもらう」などの罰を決めておくと、「あと1ポイントで焼肉だよ〜(笑)」という風に、ライトに切り出しやすくなります。また、回数をカウントすることで罰を意識できるので、「そんなに約束を破ってたんだ」と自分の行動をあらためて認識するきっかけにもなります。

■ケンカしたときは、原因を理解することが大切! その場しのぎの謝罪はNG

もし、彼と会っているときにケンカしてそのまま帰って来てしまった場合、まずはその日のデートのお礼や感謝の言葉を添えて、反省点などがあれば謝るのがベストです。どうしても謝りたくない・自分ではなく彼の方が悪いと思っていても、2人とも意地を張ってしまえばそのままお別れになってしまいます。遠距離では時間をおくほど連絡しにくくなる上、相手への印象が薄れて愛情を感じにくくなるため、関係修復が難しいのです。なるべくその日のうちにひと言伝えて、その日の内に仲直りしておくことが大切です。

この時、相手の反応が悪くても、このまま別れてしまうのではないかと不安になって何度も謝ったり、機嫌を伺うような連絡はしないようにしましょう。連絡が取れなかったり反応が悪いときは、彼に考える時間が必要なんだと判断して、急かしたり責めるような言動はしないようにしてください。反応が良くないなら、「落ち着いたらまた電話してね」と伝えて待ちましょう。それでも一週間以上音沙汰がないようであれば、再度連絡をするのもいいと思いますが、なるべく過剰な連絡は控えるべきです。

また、メールや電話でケンカになった場合も同様に、あまり時間を置かず、気持ちが落ち着いた頃に仲直りのきっかけをこちらから作ることが大切です。ケンカについて振り返った時、「言い過ぎたな」とか「あの言葉はひどかったな」と思い当たることがあれば、そこを具体的に謝ると仲直りしやすいでしょう。

なお、どちらのケースでも「ケンカの原因」についてきちんと理解することが大切です。相手の言動に傷ついて自分が怒ったのか、逆に彼が怒りはじめたのか、まったく関係のない話題から転じてケンカになったのか……。「感情的になった」「表現が相手にとって不快だった」場合は素直に謝る必要がありますし、相手の言葉に傷ついたのであれば、彼に「こういう言い方をされるのは悲しい」と伝えましょう。「結局自分はどうしたかったのか、どうしてほしかったのか」という部分がクリアにならないと、また同じカをようなケン繰り返してしまいます。どんなに彼が悪いように思えても、彼なりの価値観があってのことです。自分の要求や気持ちだけを押し付けるのではなく、相手の気持ちを聞く姿勢も持つように心がけると、ケンカを「お互いに対して理解を深める」きっかけにすることができますよ。

■彼と音信不通になっても慌てないで! とにかく待つことが大切

もしケンカをきっかけに彼と音信不通になってしまっても、鬼電・鬼メールはやめましょう。どんなに焦っていても、どんなに不安でも、それをやってプラスになることはありません。自分が謝罪するポイントがあるならそこは謝って、「今後も仲良くしたい」という気持ちを伝えましょう。これはメールや留守電に残しておく程度でOK。あまり長くなく、簡潔にポイントを絞った内容がおすすめです。こちらからメッセージを残したら、あとは待ちましょう。それ以上の行動はあまりいい結果を生みません。ケンカをして感情的になった男性には、落ち着いて考える時間や気持ちを落ち着ける時間が必要です。それを急かすような行為は一切NGなのです。

また、こちらが残すメッセージについてですが、男性は「さっきはごめん」となんとなく謝られるよりも、何について謝っているのかを明確にした方が受け入れやすいところがあります。「あなたの好きなものをけなしてごめんね」「連絡のことでうるさく言ってごめんね」など、焦点を絞った謝罪の方が理解しやすいでしょう。もし彼が怒っているポイントとズレていた場合は、「そういうことじゃない」と言われると思いますが、その説明をきちんと聞くことで男性の価値観や不快になるポイントが見えてきますし、「では今後どうしていけばいいか?」が見えてきます。

これは自分が怒っている場合も同様です。「私にとってこういう言動は許しがたい」「この言葉は大事にされていないようで悲しい」など、明確化することで男性も「何がダメだったのか」「ではどうすべきなのか」という解決策が見えやすいため、あなたのことが理解できなくて困る……といったことが回避できます。
ただ、これはあくまでも彼が向き合ってくれてからのお話です。メールや電話をたくさんしたからといって、相手の気持ちが解けることはありません。男性に必要なのは「時間」だということを理解して、待つことが大切です。

<今回のまとめ>

・ケンカの原因で多いのは「連絡がないこと」
・女性は「気持ちを確かめたいだけ」でも男性は「要求」と受けるので、なるべくライトに伝える
・ケンカはなるべくその日のうちに解決する
・ケンカの原因はしっかり明らかにして、同じケンカを繰り返さないように対策を立てる
・彼と連絡が取れなくなっても、しつこく連絡せずに待つことが大切

(文/ゆうきゆう イラスト/寺崎愛)

※次回は12月1日(木)17時更新です!

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