Amazonが音楽・劇場チケット販売サービスを世界展開か。シアトル本社が欧州・アジア向けのシステム開発者を募集

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2015年に英国で音楽および劇場のチケット販売を開始したAmazonが、そのチケット販売サービスを世界規模に拡大するかもしれません。

ニュースサイトRecodeはアマゾンの求人募集ページにチケット販売を「世界展開戦略」とするための求人リスト情報を発見、チケット販売サービスを欧州全域およびアジアへ展開すると報じ、求人の拠点がシアトル本社であることから米国でのチケット販売も計画中かもしれないとしています。

Amazonは、「Prime Tickets」と呼ばれるであろうチケット販売サービスの展開範囲についてコメントはしていないものの、求人情報の言葉をそのまま受け取れば、世界の主要な国への拡大を見込んでいることはまちがいなさそうです。

 

英Amazonのチケット販売ページ
 

Amazonのチケット販売は他のチケット販売サービスと異なり、販売手数料を徴収しないところが特徴かもしれません。当然、Amazonのシステムを利用したプライム会員向けのサービスとなることが予想され、その会費のなかにサービス料も含まれるものと考えられます。

ただチケット販売は、たとえば米国では大物アーティストの興行はLive Nationのような巨大プロモーターが自社グループ内で取り仕切る傾向があり、TwitterやFacebookなどSNSを利用したプロモーションも非常に巧みです。そうしたなかに新参者のアマゾンがプライム会員限定のサービスだけで切り込んでいけるのかが気になるところ。下手をすると、マイナーなアーティストの小規模なライブしか手がけられないなんてことにもなりかねません。またもしAmazonが日本でもチケット販売サービスを開始するとなると、やはり既存のプロモーターやプレイガイドなど関係業界との競合が発生しそうです。

一方でAmazonプライムユーザーは、アマゾンお得意の1-Clickボタンで人気イベントのシートが取れるようになるかもしれません。電話・インターネットやコンビニなどいろいろなチケット購入方法はあるものの、アマゾンのシステムでチケットが買えるのであればついついポチッといきたくなりそうです。

ちなみに記事執筆時点では、求人ページがアップデートされており、Recodeが指摘した欧州・アジアへの「世界展開戦略」という言葉が消えています。ただ、シアトルでの求人がなくなったわけではなくチケット販売サービスを拡大していく戦略に変わりはなさそうです。