11月24日(木)ほかCS放送 ザ・シネマにて放送される激レア映画「スウォーム[エクステンデッド版]」/TM & (C) Warner Bros. Entertainment Inc.

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洋画専門のCS放送チャンネル、ザ・シネマで放送中の『激レア映画買い付けてきました』では、日本未公開作や未ソフト化の作品など、普段なかなかお目にかかれない映画作品を放送している。

【写真を見る】映画評論家の尾崎氏(写真)は、「殺人バチの影響で発電所が爆発するシーンで、もはやハチで騒いでる場合じゃないだろうと思った」と劇中のシーンにツッこむ

11月は、木曜深夜にすでに3作品が放送され、コアな映画ファンを唸らせてきたが、今月のラストとなる11月24日(木)には、『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』をプロデュースしたアーウィン・アレン監督作『スウォーム[エクステンデッド版]』が放送される。その放送を記念して、激レア映画に造詣の深い映画評論家の尾崎一男氏とザ・シネマ編成部員の飯森盛良氏によるトークショーが都内で行われた。

今回放送される『スウォーム[エクステンデッド版]』は、黒煙のような大群の殺人バチが人間を襲う恐怖を描くパニックスリラー。尾崎氏が「社会不安を抱えてる当時(1978年製作)のアメリカを写し出したスペクタクル映画」と表現すると、飯森氏が「キラービーの被害がありましたからね」と補足。1970年代当時、ブラジルで200人以上が襲われて亡くなった、アフリカナイズドミツバチ(通称:キラービー)の被害が背景にあったことを説明した。

両氏は「そんな被害があったから、アメリカ国民はものすごいリアリズムの中で『これがいつ現実になってもおかしくないかも』と思いながら見てたのかも。70年代の“ハチ映画ブーム”も一見、荒唐無稽だけど、その時代に起きたことを考えると合点がいった」と話した。

また、尾崎氏は「『タワーリング・インフェルノ』は制作費に1000万ドルかかっていて、“パニック映画の金字塔”と評されているけど、『スウォーム』は実は2000万ドルかかっている。『タワーリング・インフェルノ』は制作費の10倍稼いでるのに、『スウォーム』は制作費の半分しか稼げなかった」というウラ話を披露。「とはいえ、7〜8万匹の本物のハチを使っているということで迫力がすごい。人の顔にハチがたかっているシーンもCGではなく、全て本物ですからね。そこにある価値として楽しんでほしいですね」と締めくくった。