マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ越境高速鉄道について、両国政府は7月、2026年をめどに開業する方針を確認し、覚書を交わした。マレーシアのナジブ首相はこのほど、日本と中国が同高速鉄道の入札に参加する見通しであることに対し、「安全性がもっとも重要」としつつも、「費用対効果も受注の鍵になる」との見方を示した。(イメージ写真提供:(C)Stanislav Fosenbauer/123RF.COM)

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 マレーシアのクアラルンプールとシンガポールを結ぶ越境高速鉄道について、両国政府は7月、2026年をめどに開業する方針を確認し、覚書を交わした。マレーシアのナジブ首相はこのほど、日本と中国が同高速鉄道の入札に参加する見通しであることに対し、「安全性がもっとも重要」としつつも、「費用対効果も受注の鍵になる」との見方を示した。

 中国メディアの張家界在線はこのほど、ナジブ首相が語った「費用対効果」という点で中国高速鉄道に匹敵する高速鉄道システムは存在しないと主張し、中国高速鉄道の受注の可能性は高いとの見方を示している。

 記事は、新幹線と中国高速鉄道を比較した場合、「より工期が短く、よりコストパフォーマンスが高いのは中国高速鉄道であることは一目瞭然」であると主張。新幹線は世界的に有名な高速鉄道であり、技術水準が高いことは確かだが、「工期が長く、建設コストも中国高速鉄道より高い」と主張し、「これは高速鉄道市場の受注競争における新幹線の最大の弱みである」と論じた。

 さらに、マレーシアとシンガポールを結ぶ越境高速鉄道では「中国高速鉄道のほうが新幹線よりも有利な条件を備えていると考えられている」と主張する一方、日本も絶対に受注するという意気込みで入札に臨んでくるはずと指摘。

 また、中国は受注が決まるその時まで油断をせずに、計画の細部にまで気を抜かずに取り組む必要があるとの見方を示しつつも、ナジブ首相が語った「費用対効果」という点で中国高速鉄道に匹敵する高速鉄道システムは存在しないため、中国高速鉄道の受注の可能性は高いとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Stanislav Fosenbauer/123RF.COM)