22日、韓国は「宗教の百貨店」「宗教博物館」とも呼ばれることがあるほどで、多数の新興宗教が存在している。宗教は韓国社会において多大な存在感と影響力を持っている。写真は朴大統領の退陣を求めるデモ。

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2016年11月22日、環球時報によると、韓国は現在、朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友だとされる崔順実(チェ・スンシル)被告が国政に関与した疑いや、朴大統領が崔被告と共謀関係にあった疑いなど、一連の政治スキャンダルで揺れているが、崔被告は宗教とも関係が深い生い立ちで、自身もシャーマンだという。

崔被告の父親は新興宗教を立ち上げた宗教家の1人。韓国は「宗教の百貨店」「宗教博物館」とも呼ばれることがあるほどで、伝統的な仏教系やカトリック系、プロテスタント系などのほかに、極めて多数の新興宗教が存在している。前回の国勢調査では、何らかの宗教に入信している人は総人口の53.1%に上り、宗教は韓国社会において多大な存在感と影響力を持っている。

韓国はなぜこれほどの新興宗教大国になったのか。その背景には現代韓国人の抱えるある意識が存在する。新興宗教団体の中には人々の不安につけ込む“偽宗教”もあり、恐怖心をあおって信者から金銭を巻き上げる団体も少なくない。韓国は新興宗教に寛容な国とされるが、工業化された社会におけるさまざまな不安や混乱、緊張感などから、人々はそれらを解消してくれる救世主願望の意識を強く抱いていると専門家は指摘している。

1986年に行われた調査では当時存在した新興宗教は155団体だったが、2012年の調査では200団体余りに増えている。宗教研究者は、そのうち健全な教義を持つ団体は2割ほどで、その他の6〜7割は教義にまとまりがなく、残り1〜2割の団体は犯罪に走る危険性をはらんでいると見ている。(翻訳・編集/岡田)