福島第一原子力発電所の事故で、横浜市に自主避難してきた生徒がいじめを受けていた問題で、いじめにはあたらないと判断されていたことが分かった。NHKニュースが報じた。
 両親が学校に「子どもが同級生に150万円ほど払わされた」と訴えたのに、学校の調査ではおよそ8万円分しか確認できていなかったことが、生徒の両親などへの取材で分かった。さらに、金を受け取ったとされる児童は「おごってもらった」などと話したことから、生徒が率先して渡していたとして、いじめにはあたらないと判断されていたという。
 横浜市教育委員会は、学校の調査が十分でなかった可能性もあるとして、当時の対応を検証している。

原発避難いじめ 学校は「率先して金渡した」と判断(NHKニュース)