21日、韓国で18年間未解決であった強姦殺人事件の容疑者が、1人の刑事の執念の捜査により警察に逮捕された。写真はソウルの交番。

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2016年11月21日、韓国で18年間未解決であった強姦(ごうかん)殺人事件の容疑者が、1人の刑事の執念の捜査により警察に逮捕された。

ソウル警察庁広域捜査隊は21日、市内蘆原区で主婦が性的暴行を受け殺害された事件の被疑者オ(44)を、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法(強姦、殺人)違反容疑で拘束したことを明らかにした。オは1998年10月、区内のマンションの部屋に「引っ越しのため部屋を見に来た」と言って押し入り、住民の主婦(当時34)に暴行を加えベルトで首を絞め殺害した疑いが持たれている。また、女性のクレジットカードを盗み、ATMで10回にわたって現金を引き出していたとされた。

事件当時、警察は捜査本部を設置、現場で採取した容疑者の体液や現金自動預払機(ATM)の防犯カメラに撮られた犯人の顔写真を頼りに2年間捜査したが、容疑者を特定できずに終わった。しかし今年になってベテラン刑事が進めた再捜査により事件は急展開した。刑事は1965〜75年生まれで同様の犯罪歴がある前科者から容疑者と同じAB型の血液型の人間を選び、写真を基にオを絞り込んだ。そしてオが家族と暮らす家を張り込み捜査、オが捨てたたばこの吸い殻を持ち帰り18年前の事件の証拠とDNAを照合したところ、見事に一致したのだ。

強姦事件の公訴時効は通常15年だが、DNAなど明確な証拠がある場合には時効が10年延長されるという。警察はオのこれまでの行動を追跡調査し、余罪についても調べを進めている。

報道を受け、韓国のネットユーザーからは警察への感謝や称賛の言葉が多数寄せられている。

「わが国にこんな人がいてくれて実にありがたい。最近はニュースを見るのが嫌だったけど、久しぶりにうれしいニュースだ。立派です」
「ありがとう。最高の賛辞を贈ります」
「これこそ真の警察の姿!尊敬します」

「こういう方たちが韓国を支えてくれている。カッコいい」
「こういう人がもっといたら、この国がこんなにまではならなかっただろうに」
「すごい執念だ」

「ドラマみたいな話」
「刑事ドラマを見ながら、こんな警察官が本当にいるのかと思っていたけど、ドラマよりさらに感動的だね。涙が出たよ」
「この人を青瓦台(大統領府)の捜査人員に加えてもらえないかな?」(翻訳・編集/吉金)