黄松徳さん

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(台北 23日 中央社)花蓮県鳳林鎮公所(役場)で22日、台湾原住民(先住民)70人に対し、登記済証にあたる土地所有権状66筆と、土地の利用を認める他項権利証明書31筆を授与した。アミ族の黄松徳さん(91)は1996年に申請してから20年目にして取得。「祖先に顔向けができる」と喜んだ。

台湾では原住民が暮らす地域を中心に、国有地「原住民保留地」を設定。乱開発が防げる利点がある一方で、道路や農耕地など特定用途での利用しか認められず、伝統的に自分たちの土地だと主張する原住民の自由な生活に影響が出ている。

黄さんは「まさか生きている間に祖先が残した土地を見られるとは」と感激もひとしお。蕭文龍鎮長は、原住民が保留地の権利を取得するまで通常でも申請から5〜6年必要だと話すが、一日も早く自分の土地を取得してもらいたいと願いを語った。

(李先鳳/編集:齊藤啓介)