景美区農会提供

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(台北 23日 中央社)台湾のコーヒー豆の産地といえば、南投や雲林・古坑、嘉義・阿里山、台南・東山など中南部の高山が中心だ。だが、意外にも台北市内でもコーヒー豆の生産が行われている。台湾最北の生産地である同市文山区のコーヒー園では、新鮮な豆を使用した入れたてのコーヒーを味わうこともできる。

景美区農会(農協)の担当者によると、コーヒー園の誕生は偶然の出来事がきっかけ。同農会の農家がコーヒーノキ1本を植えた後、しばらく放置していたところ、落ちた豆からいくつもの苗が自生していたという。今では栽培面積は3000〜4000平方メートルに達しており、全て有機栽培されている。現在は生産量が少ないため販売はしていないが、2、3年後に面積が約1ヘクタールまで拡大すれば、量産を開始し、販売も可能になるだろうと担当者は語った。

収穫は10月から始まっており、来年1月まで続く予定。希望者は同農会に予約を入れた上で、収穫や焙煎の見学、同園で収穫された豆で入れたコーヒーの試飲が可能。

同園で採れた豆の名前はまだ決まっていない。担当者は、人々に同園に足を運んでもらい、名称のアイデアを出してもらえればと来園を呼び掛けた。

担当者によると、日本統治時代には文山区からほど近い三峡で、コーヒー豆が栽培されていたという。

(楊淑閔/編集:名切千絵)