「舟を編む」のイラストが使われたジャケ写

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2016年春に「Rainbow」でデビューしたソロシンガー・Leolaが11月23日に、3rdシングル「I & I」をリリース。これからの季節にぴったりな珠玉のラブバラードは、フジテレビ「ノイタミナ」枠のアニメ「舟を編む」のエンディングテーマと、イヤホンのCMソングとして既におなじみの曲。楽曲制作秘話をLeolaに直撃インタビュー!

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――「I & I」は「あなたはそのままでいい」というフレーズが印象的。包み込むような母性が感じられるラブバラードですが、どのように生まれた曲ですか?

この曲と初めて出会ったのは、2年前です。坂詰美紗子さんが作曲した曲のデモテープが気に入って、ライブでも歌わせてもらってきたんです。ライブを見に来てくださった関係者の方から、「もしこの曲を<舟を編む>のエンディング曲にするとしたら、どういうふうに歌詞を書き換えますか?」と、ご提案をいただくチャンスがあって。

私はもともと「舟を編む」という作品が大好きだったので、「ぜひ書かせてください!」とお願いしました。

――歌詞はどれくらい変わったんですか?

最初の歌詞は、ほとんど残っていないくらいガラッと変わっています。「舟を編む」の中でも愛情深いヒロイン・林香具矢さんが大好きだったので、彼女に焦点を当てて歌詞を書き変えたんですが。これがかなり試行錯誤しました。

背伸びした言葉を生み出そうとすると、自分の中でなかなか納得いく言葉が見つからなくて…。それで、作詞家の渡邊亜希子さんと共作でようやく完成させることができた詞です。渡邊さんはお子さんもいらっしゃる方なので、ママだからこそ出てくる温かい言葉の数々に本当に助けられました。

――タイトルの「I & I」にはどんな思いが込められているんでしょうか。

「I & I」って日本ではあまり聞かない言葉じゃないですか。ジャマイカの言葉で「We」という意味があって。ジャマイカでは「YOU&I」と同じような感覚で使われているんですよ。

「I & I」で歌っているヒロインは、思いを寄せる男性とは異なる、自立した世界を持っているんですね。摩擦や葛藤もあるけど、自立し合った2人が寄り添うことで生まれる化学反応や新たな力があると思うんです。

それぞれの世界を認め合っている2人だから、私を表す「I」が「We」=私たちになるというのがぴったりだなと思って、「I & I」にしました。

――レコーディングではどんなことに気を付けて歌いましたか?

楽曲の世界観を表現するには、愛情深さや優しさが感じられるように歌わなくてはならないので、特に声のトーンには気を付けました。「ねぇ、今日はまぁるい月が見えるよ」っていう歌い出しから始まるんですが、そこは、まるで語り掛けるような優しいトーンで歌うように意識したり。

これまで歌ってきた楽曲の中で、1番大人な歌詞なので、背伸びした大人っぽい声で歌った曲に完成したのかなと思います。

――月明りに照らされた夜空を眺めて歌うミュージックビデオもドラマチックですね

ありがとうございます! ミュージックビデオは、視覚の遠近トリックがポイントになっています。出だしは海の近くの部屋で歌っているように見えるんですが、2コーラス目に入ったときに、それは部屋でなかったんだと分かるように。

舞台上に作られた大きなステージのセットの中で歌っているんですよね。裏設定は、Leolaが初めての大舞台の主役に抜てきされた前夜に緊張しながら歌っているというストーリー。高揚感あふれる中で歌うことができて、リアルな作品になったと思います。

――そしてカップリングの「Winter Magic」はゲレンデデートにぴったりな恋の曲で、この冬を盛り上げてくれそうですね。

Leolaのウインターソングを作ろうと思って書いた曲です。歌っている主人公は、憧れの彼から急にゲレンデデートに誘われるんですよ。片思いでもいいと思っていたのに真っ白な雪の世界のせいで彼と少しでも近づきたいと思ってしまう雪の魔法を歌う曲。

この曲を聴いて、寒いからこそ寄り添いたくなるような、冬の恋の醍醐味(だいごみ)を感じてもらえたらうれしいです。