アーティストの坂本美雨がお届けするTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」に、大槻ケンヂさんが登場。10月26日に発売された筋肉少女帯再結成10周年記念アルバム、そして現在の心境について語ってくれました。
(アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM「坂本美雨のディアフレンズ」11月22日放送より)


大槻ケンヂさん(右)と、パーソナリティの坂本美雨



坂本「今日(11月22日)お迎えするお客様は、再来ディアということで2回目のご登場です。大槻ケンヂさんです」

大槻「よろしくお願いします」

坂本「よろしくお願いします。ごぶさたしております」

大槻「ごぶさたしております」

坂本「前回は、人間椅子とのコラボのときでしたね」

大槻「うん、そうですね、『筋肉少女帯人間椅子』というコラボのとき。『ワールド・ハピネス』(野外フェス『WORLD HAPPINESS 2015』)の直前ぐらいで。筋肉少女帯は、なんでワーハピにお招きいただいたんだろうの謎を語ったんですよね」

坂本「(笑)そうでした。どうでしたか、本番は」

大槻「いや、すごい良かったです。それで因縁のと言いますか、僕がインディーズ時代に勝手に(YMOの)『ライディーン』に詞を付けて、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんとかと空手バカボンというユニットでテクノライディーンという曲(『来たるべき世界』)を歌ってたんですよ。それをやってもいいかっていうことを3回ぐらい高橋幸宏さんサイドに伺いに行って、3回ぐらい、いいですいいですやりなさいというお話になって。で、当日も大丈夫ですからっていうのでやってきました。でも全然テクノじゃなくて、今の筋少だからへヴィーメタルの『ライディーン』になりましたけどね」

坂本「盛り上がったでしょうね」

大槻「すごい盛り上がりました」

坂本「(笑)」

大槻「ぶっちゃけ、あのイベントで一番盛り上がったと思う、あの日(笑)」

坂本「そうですか〜、良かった。ちょうど主催したばっかりで大切なその場面を観ることができなかったんですけれども」

大槻「とても楽しかったですよ。フェス自体」

坂本「良かった〜。さて、筋肉少女帯は、1982年にバンド結成、88年にメジャーデビュー、そして98年に活動をいったん休止されて、ソロ活動をされて、2006年に活動を再開。活動を再開してから、もう10年」

大槻「そうなんです。再結成10年ですね」

坂本「ということで10周年記念のアルバムが出ています。『再結成10周年パーフェクトベスト+2』というベストアルバムで」

大槻「2曲新曲が入っているんで、『+2』っていうタイトルになってるんですけどもね」

坂本「プラス、リマスタリングされている?」

大槻「そうですね。リマスタリングされた18曲プラス、全く新しい曲が2曲ってことですね」

坂本「10月26日に発売されていますけれども、このベストの1曲目に入っている、“バンド再結成10周年の歌”という新曲が」

大槻「『めでてえな?』というヤツですね。めでてえな、?(ハテナ)、なんですけどね」

坂本「そうか、?(ハテナ)だ」

大槻「?(ハテナ)なんです」

坂本「歌詞が、これが今の心境?」

大槻「んーとまあ、誇張してる部分もあるんですけども、カフェでボサノヴァ歌っていたかった、だけれどリクエストは目茶苦茶ハードロックとか、本当は駐車場経営してたまに歌うぐらいがいいな、だけれど今夜もハードロック、予想と違ったこんなはずじゃ……という歌なんですけども、いや〜まさか本当、この歳になってもラウドロックを歌う羽目になるとは、夢にも思わなかったので。半ば本当に思いますよね(笑)、予想と違った、こんなはずじゃって」

坂本「このままじゃ死ぬまで続けそうでコワいのよ、というワンフレーズがありますけど」

大槻「そうですね。死ぬまでハードロックで叫び続けるのかなぁ、僕は?っていう気持ちですよね」

筋肉少女帯の再結成10周年記念アルバム『再結成10周年パーフェクトベスト+2』は、現在発売中です。詳しい情報は、筋肉少女帯の徳間ジャパンコミュニケーションズの公式サイト http://www.tkma.co.jp/jpop_top/King-Show.html、または筋肉少女帯のオフィシャルサイト http://eplus.jp/king-show/をご覧ください。

11月23日のゲストは、室井滋さんです。毎回、多彩なゲストとの楽しいトークや素敵な音楽をお届けします。

〈番組概要〉
番組名:「坂本美雨のディアフレンズ」
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月〜木曜11:00〜11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト: http://www.tfm.co.jp/dear/