『ホステル』『グリーン・ インフェルノ』のイーライ・ロス監督が、『ジョン・ウィック』の大ヒットも記憶に新しいキアヌ・リーブスとタッグを組んだ、ヴィジット・スリラー『ノック・ノック』。ひとりで留守番中だった夫が、雨宿りしたいと訪ねてきた見知らぬ美女2人に誘惑されてやってもうたら、そのあとにものすごい拷問地獄が待っていた・・・というお話。キアヌが主演兼プロデューサーとしても参加している本作のDVD&BDがリリースされております。その映像特典の中で、キアヌが語った『ノック・ノック』の魅力を、ちょっとだけご紹介します。

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本作の魅力は優れた脚本とその野心的な内容だ。拷問も気に入った。本作が投げかける問いかけも良い。主人公のエヴァンは2人の若い娘の誘惑に打ち勝てなかった。彼は2人の子供がいる既婚の建築家だ。そして、色仕掛けにハマる。2人の娘は主導権を奪い取り、彼に現実の鏡を魅せつける。その鏡は観客にも向けられている教訓と言えるんだ。

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気に入っているところは他にもある。2人の娘の怒りだ。彼女たちは怒りを爆発させる。本作に観られるバツや断罪は、教訓として訴えかけてくる。だが僕はさらに広い視野で物語を捉えているんだ。2人の娘は言ってみれば、毒の入った池の水の中でもがき苦しむカエルだ。危険を知らせる炭鉱のカナリアでもいい。僕には2人のとった行動に、悪を厳しく非難しようとする強い態度を感じた。2人はエヴァンを肉欲に溺れさせ、反逆してみせる。

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