22日、韓国・ノーカットニュースは、ソウル中心部で行われた朴槿恵大統領退陣を求める大規模なデモの裏で、青瓦台(大統領府)近隣に暮らす住民らが災難に巻き込まれていたと報じた。写真は韓国大統領府。

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2016年11月22日、韓国・ノーカットニュースは、ソウル中心部で行われた朴槿恵(パク・クネ)大統領退陣を求める大規模なデモの裏で、青瓦台(大統領府)近隣に暮らす住民らが災難に巻き込まれていたと報じた。

週末の19日、大統領府に近い光化門広場一帯では朴大統領に退陣を迫る4回目の「ろうそくデモ」が開かれ、数十万の人が集まりシュプレヒコールを上げた。警察は大統領府へ向けてのデモ行進を防ぐため、大統領府の南側に隣接する朝鮮時代の王宮・景福宮の南端に警察車両で壁を造り以北への通行を統制した。

これで困ったのが大統領府程近くに暮らす住民たちだ。大統領府近隣は比較的静かな住宅街で、観光客も多いが住民たちにとっては普段の生活の場だ。通常、歩行者が大統領府前の側まで近づこうとすると警察官に目的などを尋ねられることはあるものの、厳しい取り締まりの雰囲気は薄い。しかしこの日、住民たちは自宅へ道を迂回(うかい)せねばならなかっただけでなく、何度も警察の検問を受け、身分証で住所を確認できない限り帰宅できなくなったのだ。

そのためあちこちで住民と警察のいさかいが起きた。ある住民は「私たちが何をしたって?。家に帰るだけなのになぜ強制的に検問をするのか」と警察に質問、またある住民は「職務質問は犯罪行為があった場合にするものだ」と反発した。また、職務質問の現場を取材していた記者に向かって「勝手に撮影をするな」と言いカメラを手で覆うなど、取材を妨害する警察官も出た。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは、「朴槿恵のせいで全国民が苦労するね。早く辞めろ」「大統領は今後、大統領府だけで仕事をし、外部行事には出席できないだろう。ひどい目に遭いそうだからね」「朴槿恵がやることは40年前の父親の朴正熙元大統領のやり方とまったく同じだ!1日でも早く辞めることが国を救う道だ!」など、大統領批判のコメントが多数寄せられている。

また、警察のやり方に対し、「これは警察が間違ってる。やり過ぎだよ」「この警察官は昇進目当てだろう」「やれと言われれば何でもやる警察、最低だな」と批判するものや、「罪のない市民を職質し、容疑者を守らなきゃいけない警察の心境はいかばかりだろう」と警察に歩み寄るようなコメントも一部みられた。(翻訳・編集/吉金)