Doctors Me(ドクターズミー)- デリケートな赤ちゃんの乾燥肌 パパママが意識したいお肌ケア

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赤ちゃんのお肌は、つるんとしていていつも潤っているようにみえてつい触りたくなりますね。

でも、赤ちゃんのお肌は、実は乾燥しやすく傷つきやすいのです。大人と赤ちゃんのお肌は違います。

日常的にどんなことに気をつければ、赤ちゃんは快適に過ごせるのでしょうか。今回は、赤ちゃんのお肌の情報についてお伝えします。

要チェック項目


□赤ちゃんの肌はバリア機能が大人のように十分に働いていない。
□お肌の乾燥は感染や傷の悪化につながることも。
□日々の入浴や、部屋の環境を大人が工夫しよう。

なぜ赤ちゃんの肌は乾燥してしまうの?

皮膚のバリア機能


人間の身体の大部分は水分からできています。皮膚のバリア機能は、皮下組織の水分が蒸発しすぎないようにしたり、油分が流れ出ないようにするほかに、外部からの刺激からも防御する働きがあります

赤ちゃんの皮膚は大人の1/3の厚さ


人間の皮膚は一枚の膜ではなく、表皮と真皮という2重構造になっていて、その下の組織を守っています。赤ちゃんも産れたときから構造は同じですが、その厚さが違うのです。

赤ちゃんの皮膚は、大人の半分から1/2程度の薄さしかありません。そのため、大人が持っているバリア機能ほどには発揮できていないのです。

赤ちゃんの肌はちょっとした刺激で傷ついてしまう


赤ちゃんの肌は薄いため、大人は平気な化学物質の刺激や、こすれなどの物理的な刺激にも傷がつきやすいのです。また、ウイルスや細菌、カビなどからも守っています。

こういった刺激は日常に溢れていますし、たとえば、こすれといった摩擦は、ちょっとしたときに起こるもので、特に洋服のこすれ、オムツのこすれなどが赤ちゃんの日常では考えられます。

もう1つのバリア機能皮脂分泌量も少ない

大人になると「脂っぽい」などと嫌われる皮脂ですが、身体を守る意味で皮膚とともに大切な役割を果たしています。

皮脂も膜として体内の水分の蒸発を防いでいるのです。生後3か月くらいまでは、母体の黄体ホルモンの影響を受けているので、皮脂の分泌が非常に盛んです。

しかし、その後は徐々に分泌量が減少していくため、乾燥しやすくなっていきます。人生の中でも皮脂分泌量はかなり少ない時期となります。

お肌の乾燥から2次的な問題も起こる

赤ちゃんの肌が乾燥するとどのような症状が起こるのでしょうか? 水分や皮脂が足りなくなると、見た目にもカサカサしているのがわかります。

こういう状態になったときには、外部からの刺激に非常に弱くなり、洋服のこすれやオムツのこすれで傷がついてしまったり、痒みが出て自分で傷をつけてしまったりすることもあります。

また、湿疹ができることもあるでしょう。こういった2次的な傷から、ウイルスや細菌、カビなど、いわゆる「ばい菌」が赤ちゃんの肌に感染することもあるのです。

何が感染するかにもよりますが、発熱や風邪症状、下痢などが起きることもあります。

毎日の入浴で気をつけることは?

毎日の入浴は清潔を保つために大切ですが、赤ちゃんの入浴では少し注意が必要です。大人と同じようにゴシゴシ・・・は赤ちゃんのお肌には強すぎるのです。

かといって赤ちゃん自身はどうにもできません。大人が工夫をしてあげることでバリア効果を高めることができます。

お肌は泡で洗う


日常の肌の汚れは、ボディソープや石鹸を泡立てた泡で十分落ちます。お湯はそれだけで脂質を奪っていくものです。そこにさらに、スポンジでゴシゴシこすると、汚れが落ちるどころか傷がつきかねません。

刺激の少ない石鹸やシャンプーを


大人が使っている石鹸やシャンプーは、大人にとっては満足度が高くても赤ちゃんには刺激が強い物質が入っていることもあります。

ベビー用とうたっている商品や、シンプルな素材の洗浄剤などが販売されています。どんなに低刺激でも、お子さんによっての合う合わないはありますから、可能な範囲で試して合うものを探せると良いでしょう。

ローションやクリームを使う


ベビーローションや、ベビークリーム、ベビーオイルなどで水分や油分を外部から補ってあげると良いでしょう。小児科や皮膚科を受診することで、クリームが処方されることもあります。

水分をふき取ってから放っておくと体内の水分がどんどん蒸発してしまいますので、早めの保湿が肝心です。また、あまり強くこすると肌に浸透するどころか傷をつけかねません。

コミュニケーションを行いながら楽しい時間として、ゆったりと塗ってあげると良いでしょう。

お部屋の湿度にも注意しよう

乾燥がひどいときのお部屋の湿度を意識したことはありますか。また、夏の熱さの不快感の要因にも湿度があります。

湿度は高すぎても低すぎても不快で、お肌にも影響があります。快適な湿度は40〜60%と言われているので工夫をしながら、この数値でコントロールできると赤ちゃんも快適に過ごせます。

乾燥が著しい場合


部屋が乾燥していると肌の乾燥が促進されるばかりか、インフルエンザウイルスなどにとっては絶好の感染チャンスとなります。

加湿器を使って湿度をコントロールする方法だけではなく、霧吹きをカーテンに数回かける、観葉植物を置く、洗濯物を室内干しするなどの方法でも湿度を上げることができます。

また、電気ポットやヤカンでお湯を沸かして蒸気を出しておくことは簡単な方法のひとつです。

湿度が高い場合


湿度が高すぎても、カビやダニが増える原因となります。また、汗やオムツの蒸れなどがお肌に刺激を与えます。除湿器やエアコンを上手に使ったりしながら上手に湿度を下げましょう。

赤ちゃんのお肌はつるつるに見えて乾いている

赤ちゃんのお肌は大人よりも非常に敏感です。

年齢とともに肌のバリア機能も高まっていくので、それまでは大人が工夫をすることで不快な状態にならないようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)