21日、韓国で14年4月に起こった旅客船セウォル号沈没事故で犠牲となった檀園高の生徒らの教室が「記憶の教室」として一般に公開された。資料写真。

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2016年11月21日、韓国で14年4月に起こった旅客船セウォル号沈没事故で犠牲となった檀園高の生徒らの教室が「記憶の教室」として一般に公開された。韓国・聯合ニュースなどが伝えた。

「記憶の教室」は今年5月、犠牲者遺族らでつくる4・16家族協議会や京畿道教育庁など7機関・団体の合意により、8月に高校から京畿道内の安山教育支援庁別館に一時的に移転、3カ月間の「再現」作業を経て今月21日に公開された。教室には生徒たちが使った椅子や机が並ぶのはもちろん、犠牲生徒の席には花や写真、遺品などが置かれている。公開初日に訪れた遺族や市民らは「これをきっかけとして、再びセウォル号のような惨事が起こらないことを願う」「犠牲になった子どもたちの分も、他の子どもたちが幸せな社会で育ってほしい」などと話した。

家族協議会のチョン・ミョンソン運営委員長は「限られた空間を互いに譲り合い、再現作業が進んだ」「遺族の意見を尊重してくれた教育支援庁など関係者に感謝する」と述べた。

「記憶の教室」をめぐっては、高校での維持・保存を求める遺族らと在校生らのため撤去を進めたい高校や教育庁などの間で意見の対立が続き、事故から2年余りがたった今年5月にようやく「移転・保存」の形で合意をみた。今後、「4・16安全教育施設」が建設される19年には同施設内の追悼空間に最終的に移転される予定だ。

この報道を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「置かれた花々を見ると本当に悲しい」
「申し訳ない」
「セウォル号の犠牲者には高校生だけではなく一般市民もいた。彼らのことも忘れないでほしい」

「遺族の皆さん、元気を出して」
「こんなことを二度と繰り返してはならない」
「朴槿恵(パク・クネ大統領)は良心があるのならすぐに辞任を」
「まともな思考を持っているなら辞任して」

「絶対に忘れないよ。セウォル号も朴槿恵も崔順実(チェ・スンシル)も」
「忘れちゃいけないことではあるけど、檀園高の在校生たちに被害が及ぶようなことにはならないでほしい」
「こんなことをするより、教育科目に実質的な災害対応教育を加えるべきだ」(翻訳・編集/吉金)