「黒い十人の女」に相葉志乃役で出演中のトリンドル玲奈/(C)YTV

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毎週木曜、日本テレビ系にて放送中のドラマ「黒い十人の女」。船越英一郎演じる10股男・風松吉に対し、妻や愛人たちがついに風の殺害を企てるなど、終盤に向けて盛り上がりを見せている。

【写真を見る】第6話で美羽(佐藤仁美)に反撃を開始するシーンでは、トリンドル玲奈もノリノリで演じていた!/(C)YTV

そんな同ドラマに「愛人役」として出演中の女優陣にリレーインタビューを敢行。第3回となる今回は、相葉志乃役で出演するトリンドル玲奈を直撃した。話題を集めたあのシーンの裏側や、自身の恋愛観などについて語ってもらった。

――まず、今回演じられているご自身の役柄についてお聞かせください。

私が演じる相葉志乃は、風松吉と不倫をしているという役で。風には奥さんがいて、さらに愛人が9人いるっていう話なんですけど、その9人のうちの1人で、若手女優という役です。

――若手女優役ということで、比較的ご自身とも近い役柄でもありますが、役作りの面で意識されたことはありますか?

私の役は、他の愛人たちに会ったりする中で、だんだん言葉遣いが悪くなったり感情がエスカレートしていくんです。なので、役作りというよりかは、1話1話撮影していきながら、さらに役に染まっていくという感じなのかな。あとはメークや衣装を整えてもらって、気持ちが入る感じですね。

――演じていく中で感じた、ご自身と志乃の役柄で共通する部分はありますか?

「若手女優」っていうところだけですね。考え方とかは全然違います(笑)。

――浦上(水上剣星)とキスをするシーンなどでは、モノローグでさまざまなことを考えていたり、「女心」をむき出しにするような演技もありますが、そういった細かな感情を演じる上での難しさはありますか?

そうですね…、ああいったシーンでは、初めにモノローグを録っておいて、撮影の時にそれを流しながらやっていく形なんです。なので、モノローグの部分はできるだけ本心を言うようにしています。あとは、画の部分は流れで撮っていく感じですね。

――9人の愛人だけでなく、個性豊かなキャラクターが登場する本作ですが、トリンドルさんから見て「この人はヤバい!」というキャラクターは誰でしょうか?

船越さん演じる風さんと、女性陣の中では佐藤仁美さん演じる美羽さんですね。美羽さんは、だって何か…(笑)。志乃がたくさん苦しめられる部分もありますし、妙にリアルな部分もあって(笑)。

(ああいう人は身近にも)いそうな感じもするし、それこそ仁美さんのお芝居が細かいというか、現場でも映像を見ていても「すごいな〜」って圧倒されますね。

風さんは、本来駄目なことなのに、すごく正論のように不倫について語るシーンがあって。そこで言ってることはもう全部間違っているのに、相手が「それは間違ってますよ」って反論できないような言い方をするんです。そういうところがすごいなって思いますね。

あと、船越さんの演じ方も、何かパッと見たら「風松吉には愛人が10人いそうだな」って思わないじゃないですか。でも、ああいうふうに口が達者というか、話すことがうまい人だと「あ〜、あんなにモテるんだな」って思ったりもしました。

――トリンドルさんが思う風松吉という男の魅力は、やはりそういった「口のうまさ」というところでしょうか?

そうですね〜。あとは、あの余裕な感じですかね? あそこまで余裕を持たれてしまうと、女性が追い掛けちゃうのは分かりますね。こっちが本当に余裕がなくなっちゃうくらい、向こうに余裕があり過ぎて…って思います。

――風は「今度また時間作るから」といった言葉で愛人たちをなだめていますが…。

いっぱい言ってますね〜(笑)。ああいうことを言うと、普通は「相手が傷ついちゃうんじゃないかな」とか、「嫌いになって離れていくんじゃないかな」って思うんですけど、そうじゃないんですね。むしろ「え、なんで?」ってなるんです。どんどん引かれていくのはすごいですよね。

――志乃は仲良しのメークさん・夢(平山あや)と、お互いに風の愛人と分かった後も変わらず仲良くしていきますが、トリンドルさんが実際にそういった立場になってしまったらどうしますか?

私だったら、身を引きますね。そして、その友人関係も恐らくなくなると思います(笑)。でも、学生時代に何度か、「好きだな〜」と思ってた人が自分の友達と付き合うってことがありましたね。

――志乃は風との不倫関係の最中に、浦上からもアプローチをかけられ、その間で揺れ動いていきますが、トリンドルさんご自身としてはどちらが魅力的に映りますか?

う〜ん…、でも浦上さんですね。浦上さんの魅力は…、男らしくて優しいってところですかね。やっぱり不倫は駄目なので(笑)。私は(志乃より)もうちょっと理性が働くだろうなという感じです。

――第6話(11月3日放送)では、これまで陰でさまざまなことを仕掛けてきた美羽に対して、志乃、夢、沙英(ちすん)がついに反撃に転じましたが、そのシーンは演じられていかがでしたか?

ただただ楽しかったです(笑)。普段ああいったシーンを演じることがないので。あと、平山さん演じる夢も、どんどん口が悪くなっていくんですよね。それも面白かったですね。

――今お話いただいたシーンだけでなく、平山さんやちすんさんとのシーンが多いですが、現場での様子を教えてください。

(妻と愛人役で)10人いますけど、私は(成海)璃子ちゃんと年齢が一緒なので、一番話すのはもしかしたら璃子ちゃんかもしれないですね。でもみんなタイプが違って面白いですよ。

現場では女同士すごく仲がいいです。割と皆さんはまり役な感じがしますね。それぞれその役っぽいところもありますし。でも(現場では)全然黒くないですよ! そういうことがあったら面白いのに(笑)。さっきの(美羽をいじめる)ようなシーンは全くないですね〜。

――この場を借りて、愛人役の皆さんにお伝えしたいことやメッセージなどはありますか?

早く皆さんで飲みたいですね(笑)。お酒がっていうわけじゃないんですけど、現場以外ではまだ会ったことがないので。10人集まらなくても、現場以外で何人かが集まったらどんな話になるんだろうなって思いますね。

――バカリズムさんの脚本は、最初にお読みになった時いかがでしたか?

面白過ぎてびっくりしました。LINEのやりとりだったり、あとはモノローグで語られる“心の声”だったりが「何で男性なのにこんなに女性の心が分かるんだろう?」って思って。何でですかね(笑)? 全ての男性が分かるわけじゃないですよね?

――LINEのやりとりなどは、男目線で見ていると「女性はこういうことを話してるんだ」と感じたのですが、女性から見てもああいったやりとりはリアルでしたか?

そうですね、あんな感じで話していますね。「女子同士だからこそ、こういう話ができるのかな」と思ったりします。あとは、「こういう時女性って意外と冷静だよな」っていうのも、確かにそうかもしれないって思ったりとか。どうして分かるんだろう?っていう。謎ですね。

――演じていく中で、脚本に対する印象に変化はありましたか?

最初は面白過ぎて、リアリティーがあるのかないのか分からなくなったことが一瞬だけあったんですけど、演じていると「あれっ、どうしてこんなにもリアルなんだろう」と思って。

ファンタジーだけどリアリティーがあるっていう、どっちも共存しているのがすごいなと思いました。

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願いします。

とにかく面白いので、まだ見たことない方はだまされたと思って一回見てみてください!(笑)