グアム・サイパンと米大統領選

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2016年に行われたアメリカ大統領選では、共和党のドナルド・トランプが当選しました。政党支持傾向を示す概念で赤は共和党、青が民主党で表示されます。アメリカ50州のほとんどの地域が、共和党を指示する傾向があるという赤で染まっているさまは、圧勝であったといえるでしょう。

グアム・サイパンは?

そこで気になるものは、日本からも近いサイパン・グアムが、アメリカの開票速報の地図になかったことでしょう。これらの地域と大統領選の関係はどうなっているのでしょうか?

投票権はない

実は、サイパンとグアムは、アメリカであってアメリカではありません。サイパン島を含む、いくつかの島々は北マリアナ諸島と呼ばれ、アメリカ合衆国の自治領となっています。さらに北マリアナ諸島の南端にあるグアム島は、アメリカ合衆国の準州という扱いになっているため、大統領選への投票権はないのです。

政治参加は?

それではこれらの地域はどのようにして、アメリカ本国への政治参加を行っているのでしょうか。サイパンを含む北マリアナ諸島の場合は、オブザーバーという形で下院に代表委員を送っています。グアムの場合は、下院に議決権のない代表1名を派遣しています。それでもこれらの地域では英語が話され、通貨は米ドルも流通していますから、実質的にアメリカであるということがいえるでしょう。