「シャイニング」の一場面 写真:Album/アフロ

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 「シャイニング」(1980)や「ポパイ」(81)で知られる米女優シェリー・デュバルが11月18日、ドクター・フィルこと米心理学者のフィル・マッグローがホストを務める米人気番組「Dr. Phil」に出演し、精神疾患で苦しんでいることを明かした。

 デュバルは2002年の映画「Manna from Heaven(原題)」以降、公の舞台からはほぼ姿を消し、テキサスの田舎町で隠遁生活を送っている。「ポパイ」のオリーブ役を演じるほど華奢だったデュバルだが、67歳の現在は体重も大幅に増えて面変わりしており、多くの視聴者が同番組の予告が放送された時点でその姿にショックを受けていた。

 デュバルは番組で、自ら「私は病気で助けが必要なの」と切り出している。さらに、「ポパイ」で共演した故ロビン・ウィリアムズさんに関して、「彼は死んでいないと思う。姿を変えているだけ。半分ぐらい見かけた」と発言。また、「ノッティンガムの代官に脅されている」「体内に厄介なディスクが埋め込まれている」など、明らかにおかしな発言を繰り返した。

 すでにだいぶ前から、デュバルが精神的に病んでいるという報道はあったが、今回初めて全国放送の番組に出演して多くの目にさらされたことになり、ドクター・フィルに対しては、きちんと治療する代わりにデュバルを見世物にして食い物にしているとして、非難が集中している。

 非難の声を上げているひとりが、「シャイニング」の故スタンリー・キューブリック監督の末娘で、「フルメタル・ジャケット」のスコア(アビゲイル・ミード名義)を手がけたことでも知られるビビアン・キューブリックだ。「シャイニング」の撮影時、キューブリック監督がデュバルをひどく追い詰め、それがデュバルのトラウマになっていることは広く知られている。

 ビビアンは、ドクター・フィルと番組を「恐ろしく搾取的なエンターテイメントで、ぞっとするほど残酷」と糾弾。デュバルにちゃんとした治療を受けてもらい、再起の道を探るためのクラウドファンディングを自ら「GoFundMe」でスタートさせている(www.gofundme.com/shelley-duvall)。