「セーラームーン」が検査を呼びかけるポスター(厚生労働省のウェブサイトより)

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若い女性に患者が急増している梅毒など性感染症の予防に役立てようと、厚生労働省は2016年11月21日、人気アニメの「美少女戦士セーラームーン」が「検査しないとおしおきよ!!」と呼びかける啓発ポスターなどを作成したと発表した。

インターネット上では、「厚労省もやるな」と称賛する声がある一方、「セーラームーンは中学生だろ」「いいんですかコレ」と呆れる声も上がっている。

20〜24歳の女性の感染急増

厚生労働省によると、性感染症には梅毒やクラミジア、HIV(エイズ)などが含まれる。中でもここ数年、急増しているのが梅毒だ。1990年代から年1000人を下回るようになり、2011年には827人だったのが一転して増え始め、2016年は10月初旬までに3284人と、すでに3000人を超えた。2015年同時期の1.5倍だ。なかでも20〜24歳の女性は、同年齢の男性を上回り2.7倍に急増した。特に若い女性の増加が顕著だ。妊娠中の女性が梅毒に感染すると、死産や胎児に重い障害が出る恐れがある。

そこで、厚労省は、特に若い女性に訴えるために、この世代が少女の頃から親しんだセーラームーンに白羽の矢を立て、原作者の武内直子さんに協力を求めると快諾してくれた。外装にセーラームーンのイラストが入ったコンドーム6万個、検査の重要さをアピールするポスター5千枚、チラシ16万枚を作った。ポスターは、月に座ったセーラームーンが「検査しないとおしおきよ!!」と早期発見を呼びかけている。成人式などに渡すなど、自治体を通じて全国に配布する。

「セラムン中学生やん」「あかんやん」

ところで、厚労省の意気込みに対し、インターネット上では驚きの声ととともに次のような冷ややかな反応も目立った。

「思い切ったことしたな」
「セーラームーン中学2年生やん」
「あかんね」
「これまで見た啓発ポスターで一番エロい」
「セーラームーンはオワコン(終わったコンテンツ)すぎるだろ。人気が持続している点ではまどマギ(『魔法少女まどか☆マギカ』)だろ」
「おしおきしてください」