学生の窓口編集部

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こんにちは、九州大学の圭世です。
すっかり街並みも秋らしくなりましたね。大学1~3年生のみなさんのなかには、夏休みにインターンを経験して、それをきっっかけに就職活動を意識し始めた人も多いのではないでしょうか。私も3年生の今頃は、「みんなと同じ時期に就活をして、就職するもの」と思っていました。しかし結局は途中で就活をやめて、留学に行くことを決断しました! ここでは、留学と就活はどのようなスケジュールで進み、そして両立は可能だったのか、私の場合の体験をお伝えしたいと思います(就職活動のスケジュールは毎年変動があるため、あくまでも私の年度の場合の参考として読んでいただければと思います)。

◆留学に行くまで

私は、同じ学年の他の就活生と同じように就活を進めるつもりで、3年生になる春休みくらいからインターンシップに参加していました。しかし、社会人の方々にお話をお聞きしたり、自分のやりたいことを深く考えたりしているうちに、このまま就活を進めていっていいのか、他にやりたかったこと、今しかできないことはないのか……、という思いが募ってきました。悩んでいるうちに本格的に就活の時期に突入。流されるがまま数社の選考を進めることに。それでも大学入学前からの夢をあきらめきれず、ついに就活をやめて留学に行く決断をしたのです。留学を決意したのは3年の冬頃だったこともあり、交換留学の申し込みには間に合わなかったため、4年後期から1年間休学して留学をすることにしました。そして、2015年9月、いよいよ憧れのアメリカ留学がスタートしました。

◆留学中にしていたこと

「留学中は就活を忘れて満喫しよう!」「この留学が終わるまでには将来の方向性を決めよう!」と決めて、留学生活を過ごしました。まわりには、留学先で行われるキャリアフォーラムに参加している人もいましたが、私はあえて参加せず、自分の関心の赴くままに行動。自分の関心はどんなところに向いているのか、どんな時に喜びを感じるのか、など、自分を見つめることに徹しました。

とはいえ、ときには日本から届く就活関係の情報に目が留まり、危機感を抱くこともありました。海外にいると日本の動きが見えないので、まわりを気にせずに自分の好きなようにできる反面、得られる日本の就活情報は極端に限られてしまいます。他の就活生が今何をしているのか、もう内定をもらっている人もいるのか、自分はこんな日々を過ごしていて本当に将来に繋がるヒントが得られるのか……など不安になる日も多くありました。でも、そんな不安を拭ってくれたのは、留学先での数多くの人との出会いでした。自分で決めた道を進み、目を輝かせている人々の姿を見るたびに、「こんな風に自分の意志で自身のキャリアを切り拓く人を増やす仕事がしたい」、という強い思いを抱くようになり、同時に、私なりの将来の指針を見つけました。

◆留学から戻って、すぐに就活に突入

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2015年9月に日本を発って、ちょうど7カ月後の2016年4月に帰国しました。2017年卒にあたる私の学年は就活のエントリー開始が3月で、面接開始が6月というスケジュールです。帰国後すぐに就職サイトに登録し、4月中はネット上での情報集めを中心に活動。そこで、志望する業界、話を聞きたい企業に目星をつけ、5月に住んでいる福岡を離れて、2週間ほど東京に滞在し、多い時で1日4社を回り選考を進めました。東京で就活する間、自分の「軸」は何なのか、本当にやりたいことは何なのか、を繰り返し考えました。その度に、「留学で見つけた自分の指針」に立ち返ることが私の支えとなったのです。最終的には3社の内々定をいただき、6月に就活を終えることができました。

◆留学と就活を振り返って

このスケジュールで就活は十分間に合ったのかといえば、正直、人によるかと思います。私は十分に満足していますが、もっと時間があれば他の企業を見ることができたかもしれませんし、違う選択をしていたのかもしれない、という思いもあります。就活を始めた時点で、外資系企業やベンチャー企業を受けて内々定をもらっていた人もいましたし、前年の夏や春にインターンに参加して有利な状況で就活を始めていた人もいました。そういう人たちと比べれば出遅れていたとも言えるでしょう。

でも、自分について考えることだけは、きっとまわりの人よりもできていたと自負しています。留学していると自分に向き合う時間が長くなり、否が応でも自分のことや将来のことを考えることが多くなります。留学が終わるまでの間に、今後のキャリアについて、また自分自身について、深く考えられたからこそ、自信を持って就活に臨めたのだと思います。私もそうでしたが、遅れて就活を始めることへの不安はやはり大きいもの。もしこの体験を読んで、「私も両方やってみたい!」 と思うようなら、ぜひ留学も就活も後悔することのないよう、どちらも全力で取り組んでみてくださいね。大変なこともあるとは思いますが、きっと納得感のある決断ができると思いますよ。みなさんの挑戦、応援しています!

文・圭世