阿部寛は遣唐使、安倍仲麻呂を演じる/[c]New Classics Media Corporation and Kadokawa Corporation 2016

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夢枕獏原作の「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を、総製作費150億円で日中共同製作する一大プロジェクト『空海-KU-KAI-』(2018年公開)。本作に安倍仲麻呂役として阿部寛の出演が決定した。

監督をチェン・カイコーが務め、若き日の空海を染谷将太が演じることで大きな話題になっていた本作の舞台。日本から遣唐使としてやってきた若い僧侶、空海と詩人の白楽天が、長安を揺るがす事件の謎に迫るという物語。

阿部演じる安倍仲麻呂は、奈良時代の717年に遣唐使として入唐し、第9代皇帝である玄宗に仕えた人物。彼は船が難破し帰国できず、唐に戻り、ベトナム、ハノイで任につき、亡くなるまで約50年間も唐で暮らしたという。本作では同じく遣唐使となった空海が事件の核心に迫るなか、期せずして彼の足跡を辿ることになり、重要な役として登場する。

10月中旬より撮影に参加している阿部は「俳優人生の中でもこんなスケールの作品に出演するのは初めてです。セットのすごさ、エキストラのすごさ、監督がそれをまとめあげるすごさ。こだわって1日ワンカットしか撮れない日もありますが、そのような撮影をしているチェン・カイコー監督を尊敬しています」

「また、監督が撮りたいことを俳優陣一人ひとりにきちんと説明して撮影してくれるので、一緒にワンカットを最高のものにしようという意識の高さを感じます。今回この作品に参加でき、非常に勉強になり、すごく良かったと思います」と俳優として長いキャリアを誇る彼でも、いまだかつて体験したことのないスケールの作品であると明かした。

近年、阿部はTVドラマ「下町ロケット」や、映画『テルマエ・ロマエ』シリーズで主演を務めるなど、中国でも人気を博している。またチェン監督もかねてより阿部に注目しており、「この機会にぜひ」という監督の熱望を受けて、阿部は出演へ至ったという。名実ともに日本を代表する俳優である阿部が、本作により一層深みをもたらすのは間違いないようだ。【Movie Walker】