モデルとして活躍する黒々とした肌が個性的なセネガルの美女(出典:http://www.inquisitr.com)

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ひと口に「黒人」といっても、黄褐色から黒褐色まで明暗や色はかなり違うものである。また“小麦色に日焼けした白人”のような肌の色に憧れを抱く黒人女性は多く、美白を謳った化粧品や美容施術も大人気となっている。そんな中、西アフリカのなんとも黒々とした肌が自慢の女性がヨーロッパでモデルとして活躍している。「これぞ真の美しさ」と話題になっているが、祖国では…。

彼女はセネガル共和国出身のコウディア・ディオプさん(19)。褐色を通り越し「黒」と呼ぶべきその肌の色ゆえ、幼い頃からどれほどイジメにあってきたかわからないという。しかし今の彼女はその肌を誇りに感じながらフランスのパリで暮らしている。学業の傍ら、憧れのモデルデビューを果たしたのだ。

思春期に始まった辛いイジメの経験を経て、「残酷な言葉には耳を傾ける必要はない。自分自身を大切にし、愛してあげなければ」と学んだというコウディアさん。人生を前向きに生きていくと決心すると、イジメの原因でコンプレックスでもあった肌の色をもポジティブなものとして受け止めるよう努力したという。やがて性格や笑顔に明るさが出てきたコウディアさんは、「私はメラニンの女神よ」などと自虐的なジョークまで口にするようになった。

そんな彼女が素晴らしい生きざまだとして憧れたのは、現在39歳であるスーダン共和国出身のアレックス・ウェックさん。祖国の政情悪化で1991年にイギリスに亡命し、1995年に18歳でキャットウォークを歩いた褐色のモデルである。MTVの「モデル・オブ・ザ・イヤー」に輝いたほか、1997年には初めての黒人モデルとしてファッション誌『ELLE』の表紙に登場し、彼女はアフリカ系の女性に多大なインスピレーションとプライドを与えてきた。

「私はもう迷わない。この黒々とした肌を武器に堂々とランウェイを歩く」というコウディアさんのインスタグラムには34万人を超すフォロワーがいる。かつての彼女と同じように肌の色に不満や悩みを抱えている少女も多いとみえ、コウディアさんは勇気、希望、自信がわくような言葉をたくさん添え、フォロワーとの交流を大切にしている。

だが現在、セネガルの女性の半数以上が肌の色に不満を抱き、美白コスメや美容施術を積極的に利用しているとのこと。こうした状況への懸念を訴えるのが自分を愛することを奨励し、すべての女性の尊厳を謳う団体『The Colored Girl, Inc.』。コウディアさんは“The Colored Girl's Rebirth”というキャンペーンの広告塔として、「もっと自分のあるがままの姿を素直に受け入れてみて」と訴えかけているそうだ。

出典:http://www.inquisitr.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)