マーベル

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コンスタントに新作を送り出しそのいずれもが大成功を収めているアメコミ界の老舗出版社マーベル。今月2日(水)には『マーベル/デアデビル』が発売され、ますます話題を振りまいているが、この度ハリウッドを席巻するマーベル作品の魅力について検証してみた。

起点となったのは2008年に公開された『アイアンマン』。予想をはるかに上回る大ヒットを記録したことから、『インクレディブル・ハルク』、『マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』と立て続けに映画化され、なおかつ各作品に登場するヒーローたちによって地球防衛チーム、アベンジャーズが結成され、彼らが勢ぞろいする映画『アベンジャーズ』が大ブームを巻き起こした。

これらマーベル映画の特筆すべき点は、それぞれの作品が一つの世界観を共有しており、時にはキャラクター同士がお互いの作品を行き来しあうということ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)と呼ばれる作品群の形成だ。どの作品でも現実の世界情勢や社会問題が色濃くストーリーに反映されており、単なるアメコミ映画の枠に収まることのないメッセージ性の高さが批評家やコアな映画ファンからも高く支持されることとなったのだ。

その好例とも言えるのが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。これまでのヒーロー映画ではほとんど見過ごされてきた、正義VS悪の戦いに巻き込まれて犠牲となった名もなき一般市民に目を向け、さらにはお互いの信じる正義を巡ってキャプテン・アメリカとアイアンマンが対立をすることで、何が正義で何が悪なのか、その境界線の曖昧さを浮き彫りにした深いストーリーとテーマが大絶賛された。

一方、マーベルのTVシリーズ第1弾は『エージェント・オブ・シールド』。地球防衛組織シールドの精鋭チームによる活躍を描いた作品で、『アベンジャーズ』で死んだはずのフィル・コールソンが登場する。他にも映画版キャラがゲストで顔を見せたり、映画版で起きた事件を別の角度から描いたりと、MCUの世界観が共有されている。

さらに、そのシールドの創設メンバーであるペギー・カーターを主人公にした『エージェント・カーター』も昨年スタート。第二次世界大戦後のアメリカを舞台に、いかにしてシールドが誕生していったのか、その歴史が描かれており、『アイアンマン』トニー・スタークの父親ハワードが登場するなど、こちらも映画版シリーズと密接に関連している点が興味深い。

そしてニューヨークを舞台に、その混乱に乗じて暗躍する悪の組織に立ち向かう覆面ヒーロー、デアデビルを主人公にしたのが『デアデビル』。MCUの世界観を共有していることはもちろん、貧困や格差など現代の社会問題に光を当てたストーリーは映画版シリーズの精神を確実に受け継いでいる。さらに、クリステン・リッター(『ブレイキング・バッド』)が主演する『ジェシカ・ジョーンズ』も、その完成度の高さが話題となっている。映画ではベネディクト・カンバーバッチ主演の最新作『ドクター・ストレンジ』が来年1月公開。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』、『アベンジャーズ』MovieNEXは好評発売中。『エージェント・オブ・シールド』シーズン3は2017年2月3日(金)よりブルーレイ&DVDリリース、デジタル配信開始。『エージェント・カーター』シーズン2は2017年3月3日(金)よりブルーレイ&DVDリリース、デジタル配信開始。『デアデビル』シーズン1は11月22日(火) DVD Part2(4,700円+税)発売&レンタル開始。『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン1は2017年3月3日(金)よりブルーレイ&DVDリリース、デジタル配信開始。(海外ドラマNAVI)