10周年を迎えた“時かけ”/[C]「時をかける少女」製作委員会2006

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2006年7月に公開され、当初は公開館数も全国で7館と小規模であったものの8ヶ月を超えるロングランを記録、最終的に上映館数は延べ100館を超えた大ヒット映画『時をかける少女』(06)。第30回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞、第31回アヌシー国際アニメーション映画祭 長編部門特別賞など、国内外で数々の賞を受賞した今作は、今年で映画公開10周年を迎える。

【写真を見る】細田守監督自身が手がけたデジタルニューマスターを使用した本編映像を始め、豪華特典が盛りだくさんの10th Anniversary BOX/[C]「時をかける少女」製作委員会2006

これを記念して、「『時をかける少女』10th Anniversary BOX」が11月25日(金)に発売!細田守監督自身が手がけたデジタルニューマスターを使用した本編や新規収録映像、アートブックなどの豪華特典が目白押しの期間限定生産版だ。また、東京・名古屋で期間限定のリバイバル上映が開催され、11月26日(土)からは大阪での上映も決定している。

これに先立ち、夏にも東京でリバイバル上映が行われた。7月23日の上映後にはミニトークショーが開催され、スタジオ地図からは代表取締役の齋藤優一郎プロデューサー、KADOKAWAからは代表取締役 専務執行役員の井上伸一郎と、渡邊隆史プロデューサーが登壇。当時の様子や思い出を語り、トークに花を咲かせた。その内容を、短期集中連載でお届け!

この日のトークショーは、「各人は当時何をやっていたのか」というテーマからスタートした。

齋藤「10年前…そうですね、『時をかける少女』というのは、実は2004年から制作の企画が始まっていたんです。僕はその年の3月に、当時マッドハウスの親分であった(笑)、丸山(正雄・元マッドハウス社長)さんから推薦していただいて、プロデューサーをさせていただくことになりました。そこから僕の今の人生が始まったと言っても過言ではありません」

井上「10年前は、ちょうど角川書店の社長になった年でした。その当時は、『ダ・ヴィンチ・コード』や『涼宮ハルヒの憂鬱』など、他に類を見ないほどの大ヒット作に恵まれていましたね。その中で『時をかける少女』も大ヒットとなったわけですから、本当にラッキーだったなと思っています(笑)」

渡邊「10年前と言えば、今作における角川書店側のプロデューサーに僕がなった年です。先ほど井上さんの方から『涼宮ハルヒ』の話が出ましたけど、当時の僕の席の近くに、そのシリーズを手掛けた伊藤プロデューサーがいたんですよ。そこで聞こえてきたのが、『涼宮ハルヒ』もタイムリープものらしい…という噂で。(“時かけ”と)ネタが被っちゃったかな!?と思っていました。それでも駆け抜けた年でしたね」

【当記事「“時かけ”10周年記念連載」は、11月24日(木)まで毎日更新予定】

当時は公開館数もごくわずか、さらに同時期には『ブレイブストーリー』(06)などの大作が公開されていたにも関わらず、評論家からは同じ土俵で評価されたという『時をかける少女』。その裏側に迫る連載第2回をお見逃しなく!【Movie Walker】