台湾大学の楊ハン池学長(ハン=さんずいに半)

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(台北 21日 中央社)台湾の最高学府、台湾大学の教授が執筆した論文に不正疑惑が持ち上がった。同氏の過去の論文には一部で共同研究者として同大の楊ハン池学長の名も連ねており、これまでにも不正がなかったどうか調査が進められている。(ハン=さんずいに半)

不正の疑いがあるのは、生物化学研究所(大学院)の郭明良教授。英科学誌「ネイチャーセルバイオロジー」に投稿したがん関連研究の論文で、捏造の可能性があるとされている。

郭教授によると、問題の論文については11月6日に撤回したという。同11日には同大に辞意を表明し、調査には協力する考えを示している。

最高学府の名声を損なう事態に、教育部(教育省)や立法院(国会)も動きを注視。同大では外部の専門家を招いた特別委員会を設置して同教授の論文について詳しい調査を行う方針を決めた。

楊学長は21日、共同執筆者として加わった過去の論文4本について「捏造に関与していない」との立場を示した一方で、調査には協力するとし、仮に問題があれば責任を負うとコメントしている。

(陳至中/編集:齊藤啓介)