中国には日本製品のボイコットを主張する人が存在する。だが、日本と中国が経済的に強固に結びつくなか、より理性的な観点から日本との協力関係を推進する道を選択すべきと主張する人が存在するのも事実だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国には日本製品のボイコットを主張する人が存在する。だが、日本と中国が経済的に強固に結びつくなか、より理性的な観点から日本との協力関係を推進する道を選択すべきと主張する人が存在するのも事実だ。

 中国メディアの今日頭条は17日、中国の国産自動車には日本企業の部品が数多く搭載されており、より重要な部品であるほど日本企業の製品であると指摘、「中国人は日本製品のボイコットを軽々しく口にすべきではない」と主張する記事を掲載した。

 記事が指摘した「中国車に搭載される日本メーカー製の重要部品」とは、エンジン、トランスミッション、鋼板、車載用IC、そしてタイヤの5つだ。

 記事はまずエンジンについて「近年、中国メーカーは排気量が小さく、コストパフォーマンスが高い車種を世に送り出しており、市場の反応も良い」としながらも、こうした車種には「日本企業のエンジンを搭載している」という共通点があると説明。またトランスミッションについても同様に、日本企業のトランスミッションを採用している中国メーカーは枚挙にいとまがないと論じた。

 同様に、中国で生産されている自動車鋼板は日本企業から技術が導入されたものであるとしたほか、車載用ICやタイヤの分野でも日本にはグローバル企業が存在し、中国車にも搭載されていると指摘。つまり、中国人が日本製品をボイコットすれば、中国は自動車が生産できなくなるほど「中国メーカーは日本メーカーに依存している」のが現状であることを伝えた。

 記事が紹介しているこれら5つの部品は、自動車部品のなかでもとりわけ重要な役割を果たす部品だ。エンジンやトランスミッションの重要性は言うまでもなく、車載用ICも自動車の様々な機能を制御する重要な部品だ。仮に中国人が徹底的に日本製品をボイコットすれば、ほとんどすべての中国車を排斥する必要が生じる。「ボイコットしようにもボイコットし切れない」、「中国人は軽々しく日本製品のボイコットを口にすべきではない」と論じる記事の主張は理性的かつ現実的だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)