19日、米華字メディア・多維新聞は記事「世界貿易をリード?習近平主席がAPEC首脳会議で積極姿勢」を掲載した。中国は経済開放を続けると宣言、世界貿易をリードする姿勢を明らかにした。写真はAPEC首脳会議に出席した習近平主席。

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2016年11月19日、米華字メディア・多維新聞は記事「世界貿易をリード?習近平主席がAPEC首脳会議で積極姿勢」を掲載した。

ペルーの首都リマでAPEC首脳会議が開催されている。注目は世界貿易の先行きだ。英国のブレグジット、米国大統領選のトランプ氏勝利に象徴的だが、西側諸国は保護主義、反グローバリズムへ傾倒しつつある。

こうした中、オープンな世界貿易を続けるべきだと習近平(シー・ジンピン)国家主席は訴えている。19日の講演では「中国は世界に対してさらに経済を開放する」と宣言。また、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の早期妥結に向けて取り組むこと、RCEPを土台としてアジア太平洋経済協力会議(APEC)全体の自由貿易圏となるアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築へと前進する姿勢を示した。

米国主導の環太平洋連携協定(TPP)は米国の批准が難しい状況で頓挫する可能性が高い。その間隙を縫って中国主導の東アジア地域包括的経済連携(RCEP)が世界経済の秩序作りをリードしようという狙いだ。TPPが妥結されずRCEPが締結された場合、米国の経済的損失は年940億ドルに達するとの試算もある。(翻訳・編集/増田聡太郎)