従来の明朝文字(上)と「にじみ」を表現した書体(下)

大日本印刷株式会社(DNP)は、オリジナル書体「秀英体」において、活版印刷の風合いを再現した「にじみフォント」を開発したと発表した。同社は第1弾として、「秀英にじみ明朝 L」を、ソフトバンク・テクノロジー株式会社のWebフォントサービス「FONTPLUS」にて発売した。同フォントは、活版印刷で使用された「秀英体」が、印刷された紙面上にどのように表現されているかを細かく分析し、長年培ってきた書体制作技術と画像処理技術を活かして開発したもの。印刷時の圧力(印圧)によってにじむインクの風合いを再現するため、活版印刷物の印影を分析し、その分析結果を「にじみ効果」として付与する専用プログラムを開発した。さらに、同プログラムを使って秀英体フォントデータに画像処理を行い、「秀英にじみ明朝」フォントを作成した。

プログラムの設定で、「にじみ」の“太らせ量”や“ゆらぎ量”などの強弱を段階的にシミュレーションし、書籍の本文やポスターの見出しなどの利用シーンで、程良くにじむように調整した。また、スマートフォンやタブレット端末などのデジタル機器に表示した際も、従来より太く柔らかい印象で、ちらつきを抑えることで眼にやさしく読みやすいフォントに仕上げた。秀英にじみ明朝 L
URL:https://webfont.fontplus.jp/font-list/dnpshueinminstd-l
2016/11/21