17日、米華字メディア・多維網は記事「どちらが主役に?APECで異なるカードを切った米中」を掲載した。任期末期のオバマ大統領を尻目に、習近平総書記がリードするとみられている。写真はリマのAPEC会場。

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2016年11月17日、米華字メディア・多維網は記事「どちらが主役に?APECで異なるカードを切った米中」を掲載した。

19日(現地時間)、ペルーの首都リマでAPEC首脳会議が開幕した。世界の首脳が集まる外交の場となるが、任期末期のオバマ大統領は多くの存在感を示せず、習近平(シー・ジンピン)総書記が中心になると見られている。トランプ次期大統領が中南米からの違法移民を追い出すという“排除”の姿勢を示しているのに対し、習近平総書記はラテンアメリカ諸国とのさらなる関係強化を目指す方針を強調、米中両国はまったく異なるメッセージを送っている。

首脳会議での焦点は習近平総書記が主導する二つの多国間自由貿易協定(FTA)だ。一つはAPEC参加国を対象としたアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)、もう一つは東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と日中韓、豪州、ニュージーランド、インドを含む「東アジア地域包括的経済連携」(RCEP)だ。オバマ大統領が主導した環太平洋連携協定(TPP)の頓挫が濃厚となった今、中国主導の多国間FTAが国際秩序を構築していくのか、注目される。(翻訳・編集/増田聡太郎)