先日、スペインサッカー・FCバルセロナの2017−18年シーズン以降の「胸スポンサー」として日本の楽天が選ばれたことが明らかになった。同じEC事業を展開する中国のアリババはこの争いに敗れた形になったが、同じサッカーの世界的イベントではしっかり冠スポンサーの座をつかんでいる。それは、12月に開幕するFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 先日、スペインサッカー・FCバルセロナの2017-18年シーズン以降の「胸スポンサー」として日本の楽天が選ばれたことが明らかになった。同じEC事業を展開する中国のアリババはこの争いに敗れた形になったが、同じサッカーの世界的イベントではしっかり冠スポンサーの座をつかんでいる。それは、12月に開幕するFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)だ。

 中国メディア・鳳凰網は18日、アリババが手掛けるインターネット自動車「YunOS Auto」が正式発表され、クラブW杯の冠スポンサーになったとする記事を掲載した。

 クラブW杯では、前身の「トヨタカップ」から長年にわたりスポンサーを務めてきたトヨタが14年限りで冠スポンサーから撤退。15年からはアリババがその座に就き、大会名に「presented by Alibaba E‐Auto」の名称が付された。同社のインターネット自動車の事前周知を目的にしたものだが、今年7月に「栄威RX5」が発表されたのに続き、11月18日からの広州モーターショーで新たに2車種が発表されたのだ。

 記事は、アリババが18日に同ショーのなかで上海汽車工業グループとともに「名爵ZS」、「栄威i6e」、「栄威RX5」という3種類のインターネット自動車を発表したと紹介。アリババ内のモバイルOS開発部門・YunOSの張春暉氏が自動車向けのモバイルOS「YunOS for Auto」をバージョンアップさせて「YunOS Auto」に改称したことを明らかにするとともに、より多くの自動車タイプのカバー、操作システムの更なる充実、協力パートナーやユーザーへの価値創造に取り組むと語ったことを伝えている。

 IoT(モノのインターネット)と自動車を組み合わせる試みは、米国のアップルやグーグル、中国の百度(バイドゥ)、そしてアリババといった企業が積極的に推進している。アリババは、世界のサッカーファンが注目するクラブW杯の影響力を借りて知名度を高め、この分野におけるリーダー的な地位を築こうとしているようだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)